比企起業大学 総長の関根です。
2024年3月中旬、比企起業大学 23秋メンバーが、「卒業レポート」を提出してくれました。
比企起業大学に参加して「一番学びになったこと」「入学を検討している人へのメッセージ」「比企起業大学へのメッセージ」を書いてくれています。どうもありがとうございます。
===
○増田 昌幸さん(東京都大田区) 大学教員
1.比企起業大学で一番学びになったこと、得たことをお書きください。
講師の先生方、大学院の先輩方、同期のみなさんからのフィードバックが、一番勉強になりました。わたし自身の「ふわっとした」起業イメージが、みなさんとの対話を通して少しずつ見え始めてきました。 そして、見え始めたおぼろげなイメージに向かって、行動する勇気が湧いてきたのも、比企起業大学で学んで得た収穫です。それまでの自分なら、ぼんやりと考えるだけで、決して行動に移すことはなかったと思います。 起業家である講師の先生方、すでに起業されている先輩方、そして起業をめざして日々悩んでいる同期のみなさんたちとの出会いが大きな財産になりました。 |
2.これから比企起業大学の受講を検討している人へ、メッセージをお願いします。
人間が学ぶには「人から学ぶ」「本から学ぶ」「経験から学ぶ」の3つしかないと言われています(立命館APU学長、出口治明先生)。これらの3つのすべてが高いレベルで揃っているのが比企起業大学だと思います。ほかに並ぶ学校はないと思います。合格をめざしてがんばってください。 |
3.よろしければ比企起業大学へのメッセージをお願いします、
半年のあいだご指導ありがとうございました。 大人の学びがこれほど楽しく、挑戦的で、刺激的だと思いませんでした。 本当にありがとうございました。いつか比企起業大学での学びの成果をご報告できるようにしたいと思います。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。 |
○佐藤 克己さん(埼玉県鴻巣市) カツ民@木工専門学校1年生×主夫2年生×いろ~んな教員経験17年(@Katztheday)さん / X (twitter.com)
1.比企起業大学で一番学びになったこと、得たことをお書きください。
一番学びになったことは、「具体的な一歩を踏み出すことの重要性」です。 ベイビーステップ(月内にやることを宣言し、宣言したことを必ず実行する)では、課題図書や動画で学んだ内容をもとに、実際に顧客を見つけ、商品を開発することができました。経験したことがない中で、宣言した内容を実現できるかどうかプレッシャーになることもありましたが、小さな起業体験になったように感じます。 実際に動いて経験してみて見えてきたことがたくさんありました。 |
2.これから比企起業大学の受講を検討している人へ、メッセージをお願いします。
半年の学びを振り返ると、月一冊の課題図書による学習とベイビーステップのサイクルが自分にとても合っていたように感じます。課題図書による自主学習と意見交換会における仲間や講師の先生方のフィードバックによって、地域で起業するための重要なヒントを得ることができました。 「起業」に向けて一歩を踏み出したい人、比企起業大学の「3つの理念と約束」に共感できる人、地域で起業するためのヒントを得たい人におすすめです!! |
3.よろしければ比企起業大学へのメッセージをお願いします、
講師の先生方、同期の皆さん、起業に向けた最初の一歩をサポートしていただきありがとうございました。 月一の意見交換会は時間があっという間に過ぎてしまい、もう少し話したい、皆さんの話を深く聞いてみたい、もっと時間があれば(あと1時間くらい)と思っていました。 比企起業大学における学びは、今後のキャリアについて、「仕事」だけで捉えるのではなく、家族との生活や自分自身の生き方をじっくり考える貴重な機会となりました。 この半年間の学びと実践、そして講師の先生方や仲間との繋がりを今後も大切にしていきたいと思います。 これからもどうぞよろしくお願いします!! |
○金井 真輝さん(埼玉県比企郡ときがわ町)かない@Webデザインの人(@kanai_biz)さん / X (twitter.com)
1.比企起業大学で一番学びになったこと、得たことをお書きください。
学びになったことは3つあります。 1/ **宝は足元にあるという考え** 2/ **商品の値決めについて** 3/ **商品のフロントエンドとバックエンドについて** これらをしっかり考えていないと、忙しいのに全然儲からずバタバタした社長になってしまう…というそもそもの考え方を学べたのはかなり大きかったのではないかと思います。 |
2.これから比企起業大学の受講を検討している人へ、メッセージをお願いします。
正直なことを言うと、私も入る前まではやりたいことがぼんやりしていました。しかし、同期の方々や講師陣からのリアルなフィードバックがもらえるので「これはちょっと違うかな」とか「これはいいかも?」とアイデアをブラッシュアップできたのがありがたかったです。なので「ちょっと気になっている」「まだやりたいことがぼんやりしている」いう方でもとりあえず入ってみると何か気づきがとか出会いがあるんじゃないかなと思います! |
3.よろしければ比企起業大学へのメッセージをお願いします、
半年間ありがとうございました!あっという間でした。 課題図書の「地域でしごと」の本にもありましたが「これから人口が減っていく中でどうやったらまちづくりができるのか?」という課題に対して、**起業家の割合を増やす**というコンセプトはとてもいいなと思っています。自分で仕事を作り出せる人を増やすことで町の体質を変える…というのはこれからの人口が減っていく中で大切な考えなのかなと感じています。 特にときがわ町だとそういう人たちが多くいるイメージがあるので、私もまずその1人のミニミニ起業家になって町の体質を変える一隅を担っていければと思います。 |
○藤原 宣明さん(埼玉県狭山市)381_CAMP(@381_CAMP)さん / X (twitter.com)
1.比企起業大学で一番学びになったこと、得たことをお書きください。
一番学びになったことは、「目標達成のためには、小さなこと(行動)の積み重ねが必要不可欠」であることを実感できたことです。 キャンプ場開設という目標に向けて、課題図書の講読やbaby Stepの積み重ねが目標に一歩ずつ着実に近づいていることを実感させてくれました。 それは、頭の中で考えているだけではダメであり、小さくても一歩踏み出して行動に移すことの大切さを学ぶことにも繋がりました。 目標や踏み出す一歩の大きさは人それぞれ違うと思いますが、大切なことは目標に向かって一歩踏み出して行動すること。そしてそれを積み重ねていくこと。それが目標を実現するために必要不可欠であることを痛感しました。 |
2.これから比企起業大学の受講を検討している人へ、メッセージをお願いします。
比企起業大学では、起業に向けて「自ら考えて」「実行に移す」ことについて学ぶことができました。「自ら考えて」では、ランチェスター戦略を基に起業に向けた考え方を学ぶことができました。「実行に移す」では、自ら設定した課題を達成するBaby Stepや、講師・同期生に感化されることで実行力を養うことができました。 共感できる講師・同期生がいて、互いに感化しながら学ぶことができる環境があります。起業に興味がある方、なかなか踏み出せない方にはとても良い場所(環境)です。 |
3.よろしければ比企起業大学へのメッセージをお願いします、
関根さん、風間さん、同期生の皆さん、大変お世話になりました。 あっという間でしたが、沢山のことを学ぶことができとても充実した半年間でした。 その中でも、皆様と出会えたことが一番の宝です。 卒業して終わりではなく、これからも比企起業大学の一員として繋がらせていただければ幸いです。 |
○濱野 雅章さん(宮城県 名取市)Facebook
1.比企起業大学で一番学びになったこと、得たことをお書きください。
比企起業大学を通じて人と人のつながりを持たせていただけたことが何より貴重な財産となりました ランチェスター戦略における弱者の戦い方について 関根さんの仕事をその場で生み出す能力の凄さ ときがわ町という場所ではある意味なんでも出来るのではという期待感 起業を小さく始めて続けることの大切さ お客さまから選び続けられるために、信用と信頼が必要なこと 先輩起業家の方々の生のお声を聞けたこと 地域で自分の強みを活かしてイキイキと活躍されてる方との出会いに感謝 これから先もこのご縁を大切にさせていただきたいです |
2.これから比企起業大学の受講を検討している人へ、メッセージをお願いします。
今はまだ起業に対するイメージが浅い状態でも、比企起業大学で学べば必ず前進できると確信しています! まずは相談、人と繋がることでそこから新しいアイデアも生まれるかもしれません。 一人で悩まず、仲間と助け合いながら共に成長していきましょう! |
3.よろしければ比企起業大学へのメッセージをお願いします、
せっかくのご縁を活かしたくこの先もときがわ町との接点を持たせていただけますと幸いでございます。 まだ想いは漠然としておりますが、ときがわ町の自然を生かした内省プログラムを形にしたいと思いますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます🙇♂️ |
○神山 典士さん(東京都豊島区) ノンフィクションライター
- 一番の学びになったこと、得たこと
「ランチェスター弱者の戦略」との出会いが、今回の「学び」の一番のポイントだった。これまで社会人として過ごした約40年間が、いかにこの教えに反したものだったか、痛烈な一撃をくらった。
まず、「雑誌の減少、本が売れない、出版不況」という考え方自体が強者のものだったことを知る。お前はいつから強者になったのか? いつ強者だと錯覚してしまったのか?
弱者ならば、「廃刊、売れない、不況」は当たり前のこと。ライティングの「差別化」はできていたのか? 作品は「小さな一位」を目指していたのか? テーマの「一点集中」はできていたのか? 読者との「接近戦」は試みたのか? 全てに対して否定的な答えしか思い浮かばない。
あらゆる点からみて、これまでのライターとしての約40年間は、ランチェスターの真逆を進む歩みだった。逆に考えれば、そんなことを考えなくても書いてこられた、生きてこられた、稼げた、出版できた。ある意味で奇跡的な歩みだった。二度と奇跡は起きない。
60代からのチャレンジになった「トカイナカハウス」と「作文教室」の運営は、ランチェスターの教えを正面から受け止めて進まなければならない。
■トカイナカハウス
「差別化」~トカイナカハウスは「都会と田舎をかきまぜる取り組み」。その渦をドライブさせるエンジンには「自然塾」、「体験宿泊」、「ときがわ食堂」、「メンバーシップ」。トカイナカハウスを愛してくれる人たちをいかに生み出せるか?
「小さな一位」~ときがわ町とその周辺において、「楽しそう何かが起きそう誰かと出会えそうという期待感」のナンバーワンを目指す。
「一点集中」~都会と田舎、地元民と来訪者、地元民同士のコミュニティセンターになる。
「接近戦」~トカイナカ通信を出し続ける。
■作文教室
「差別化」~プロの作家が直接教える
「小さな一位」~書くことが好きな子を生み出す
「一点集中」~少人数教室を徹底する
「接近戦」~作文教室通信を出し続ける
もう一つの「学び」は、『地域でしごと』に書かれていた「事業のエンジンは『地域・仲間との信頼関係』であること」。仲間を失ったら何もできない。その事を痛感している。
- 受講を検討している人へのメッセージ
地域でのスモールビジネスを起業することを検討している人には、まず『地域でしごと』を読むことを勧めます。本書内にも書かれていますが、これは地域で生きていくための「哲学書」です。この哲学を身につけておくか否かで、その後の歩みは大きく変わっていくと思います。
そして大切なのは、自分を信じきれるかどうか。
- 比企起業大学さま
国交省がいま策定している「広域的地域活性化のための基盤整備に関する法律=移住二拠点生活推進新法」の中に、「地域居住の促進に向けた取り組みイメージ」の図があります。国が考える移住者や二拠点生活者を受け入れる理想的な地域を描いた図です。そこには「住まい~空き家改修、お試し居住施設」「コミュニティ~交流施設」「道路の整備」等に並び、「なりわい、働き方~コ・ワーキングスペースの創設」が描かれています。まさにときがわ町はこのイメージにぴったり。ときがわ町には「比企起業大学」があることで、全てが補完されています。国が求める地方創生政策に不可欠な「しごとの学び」と「地域哲学」の場としての比企起業大学。ときがわ町も私たちも、その存在にはいくら感謝してもしきれません。
===
皆さん、ありがとうございます。いったんお疲れさまでした。
これからも共に進んでいきましょう!