比企起業大学 総長の関根です。
2021年10月22日(金)18時~20時、比企起業大学21秋「10月ゼミ」を開講しました。講師陣、学部生との意見交換の場です。今回は、7名の学部生全員が参加しました。
差しさわりのない範囲で、当日の様子を、チャットを基に共有します。(まとめて下さった講師の風間さん、ありがとうございます!)
1.近況報告
○関根
・長男、次男の運動会があった。
・新規案件が一つ形になって嬉しい。
○林さん
・昨晩、関根と、その師匠のSさんと会食した。営業は、起業家に近い。
・Slackで仲間外れになっていた。
○風間さん
・先週から、StandFMを始めた。昨日、収録を終えた。安心して週末を迎えられる。
○塩川さん
・先週、久々に立教大のキャンパスに行って、同期と会ったり、ベルギービールを飲んだり、外で楽しんだ。
・副業で、統計分析が大変。新しいものを増やそうとしていた。昔の知り合いにコンタクトを取っている。その中で、副業の肩書、屋号がないのと訊かれた。屋号とかどうしているのか聞きたい。
・(林さん)屋号の案は?
→ 全然ない。本当にどうしようという状態。
・林さんの屋号は、「ラーンフォレスト」林なので。Learn For Rest 仕事も余暇も大事にするために学ぶ。
○けいさん
・毛呂山町に在住。7年目。地域と人とかコトをつなげる循環をテーマに活動。地域コミュニティを学びたくて入学。
・入学してドキドキしてた。お金セミナーの鈴木さんが、励ましのメッセージをくれて、頑張ろうという気になって嬉しくなった。
・課題をしていく中で、会うお客さんを分析していた。そういうことをしてなかった。自分の中で整理することができた。
・本を買って、読みはじめた。
・鈴木さんとは、ニュー喫茶幻で会ったことがきっかけで、「頼りになる人が勢ぞろいなので、一杯学んでください。」というメッセージをもらった。
・元々ミュージックエンジニア(音響、CD作成、高校生の頃から)、動画撮影、編集をしていて、声かけをしてもらっている。
・キーボードで作曲もする。
○まめさん
・(Yoshikiさん)スズメバチが最近出て怖かった。死骸も怖い。ビジネスとして良いと思う。お金を払っても頼みたい。
・(Yさん)ときがわに移住して2か月たった。ムカデとかがでかい。おじいちゃん、おばあちゃんが多い。身体が動かなくなり、木も切れない、車も運転できない。すごく必要とされる仕事なのでは。
○Yさん
・31歳、上尾市から、ときがわ町に移住。シングルマザーにこれからなる。子ども2人いて、これから頑張ろうと入学を決めた。
・ご近所さんと喋れるようになったり、裏に栗の木がなっていて、たくさんもらった。ときがわ町が実家でお母さんにモンブランケーキにしてもらった。向こうではなかったほっこりした生活ができている。
・木の机がほしい。自分のPCの机の板を探しにいって、「木香館」で、4000円ぐらいで、一枚板が買えた。やすりがけしている。
・カウンセリングの仕事をしたい。人の話を訊く仕事。自分がカウンセリングを受けてみたり、子供のカウンセラーの勉強をしたり。
・親を取り巻く環境についての勉強をしている。
・課題の動画を見て、課題をした後に、本を読みたいと思った。注文してこれから読む所。
・DIYをずっとしたかった。なんでも揃う。
・(Yoshikiさん)カウンセリングに興味あり。家族療法。活躍できる領域がある。経験豊富な人なら、活かせる。
→ カウンセリングに来ることが大きな一歩。行く勇気を出せない。気軽になるようにしたい。行きやすく、手ごろに。
・あえて駅前の美容室の隣に、カウンセリングを開いた人もいる。
・まめさん:栗に反応。モンブランケーキを、自分で作るという発想が無かった。うちの周りも栗が一杯。今度作ろう。栗って流行っている。最近の人は、栗をむかない。栗ご飯が不評だったり。栗が余っている地域も多い。
○Toshiさん
・ときがわ町の隣の嵐山町に住んでいる。
・応募した理由は、実家が農家さん相手の仕事をしている。肥料や農薬を売っている。今は有機農業が流行っていて、売り方を変えていこうかなと。
・悩みが、敷地が広くて、倉庫が大きい。先日、風間さんと話をして、マルシェのように場所を提供できたら。
・現在は、ご主人の実家で木工業の事務員をやっている。ときがわの山の中で仕事をしている。
・栗の木はいっぱいある。鹿や狸もいる。猿も出たり、普通に出る所にいる。「サルが出ました」と町の放送がかかる。猪も出る。
・(Yさん)ときがわに住んでいて「キュイーン」と高い声で鳴いてるのがいる。
→ 鹿です。20年近く住んでいて慣れてきた。
・木工業に勤めながら、DIYはやってない。
・相談したいのは、実家@嵐山のほう。ものすごい倉庫。石造り。中が広い。何か友好的に使えないか。屋根があって、車も入れる。何かアイデアが無いか。
・(けいさん)ミュージックエンジニア、坂戸のマルシェもやった。木工や農業をつなげたり。できるような気がする。
・毎日、焼却炉に端材を入れて燃やしている。もったいない。
・(けいさん)循環をテーマにしているので。ここに集っている人で、何かできそう。
・建物を壊せなくて。倉庫は中にはいると涼しい、声も響く。中学生の子どもが吹奏楽をしていて、楽器を吹いたりしている。場所貸ししても良いのでは。
・(RKさん)音を出せるところが無い。苦情が出る。旅行代理店さんも苦労している。そこと絡められたら。
・広い場所で、屋根がある。
・(まめさん)国の有形登録文化財にして、カフェにする友人もいる。文化財になるのでは?
・町の中にある。こういうのがあったんだねと言われる。近所から存在感がなかった。元々は、農家さんのお米や麦を収穫した紙袋30㎏をパレットに載せて、屋根一杯まで入れておく倉庫。それらを国に売る仕事。政府米。今は自由化されて、そういう所を経由されるコメが減った。
・忙しすぎたので、昔の写真が一枚もない。
・(Yoshikiさん)熊谷市の江南町。大型クレーン車の跡地が、ユーランドというおしゃれなテナントが入っている。行ったことないけど。
○Yoshikiさん
・高校まで広島。その後、千葉。東京で就職。今は埼玉に流れついた。大学院を出た後、教員。東京の小学校で8年。
・埼玉県の特別支援学校で勤務。
・最初に担任した小3の結婚式に呼ばれた。別の子の結婚式のサプライズビデオにも出る予定。
・起業したいなと思いつつも、何かな。人と関わる仕事をしたい。そういう系の仕事をしたい。すごくしっくりしたのが、カウンセリング。働く人のカウンセリング。EAP:従業員支援プログラムに興味がある。
・臨床心理士、PSW、民間のカウンセリング資格もある。公認心理士という国家資格がある。移行期間の5年間だけは、勤務経験があれば、受験資格がある。9月末に試験を受けた。来週の今頃、合否結果が出る。そのショック度合いで、比企起業大学をやめちゃうかも(笑)。
・研修に講師として呼ばれることもある。起業した後のモードになってきている。資料作りや講義を作るのが楽しい。
・ランチェスターは知識としてはあった。本が楽しい。
・奥様が美容師。お客様を抱える人気の美容師。キャンセル大歓迎というくらい。自己洞察に導くのがカウンセリング。奥様もそうかも。商売人として、奥様を見れるようになった。起業家の先輩として。
・(塩川さん)上司がメンバーに対して、どう対応するかというニーズはあるのでは。
・管理職に対するコンサルテーションが必要と考えている。問題を抱えている部下への対応のニーズはあると思っている。
・県や職場の研修に声がかかった。去年は、初任者のまとめの成果発表に対するコメントやまとめの講義。その前は、5年目の人に対して、小難しいテーマでやったり。講師をやりたい人が少ないから、自分に声がかかったのでは。
・(Yさん)実務経験がないので。
→ 実務というより、基本的な人の話が聞けるとか、態度とか、コーチ的な部分もあるのでは。この人を変えてあげたいという熱意が大事では。奥様のカウンセリング能力が高い
・(Yさん)1年半のネイリストの経験がある。確かに気軽かもと思った。
・対面が好き。今だとオンラインのサービスもあるが。
○RKさん
・カラオケボックスから参加。仕事帰りで。
・興味の向いている方向が、ナチュラルな生活、田舎暮らし、無農薬野菜。ときがわ町に行って、比企起業大学を知って。
・絵を描く。立体は難しいが、DIYは好きで、ドリルを買って満足。
・先週、ときがわ町に行って、それがきっかけで入学。
・最近、仕事も残業が多い。
・ときがわ町の「まちんなかの本屋さん」が素敵。
・モノがあふれているので、回る仕組みを作っているのが素敵。
・引っ越すなら、所沢か比企に。
・引っ越しで、いらないものが多い。捨てるに忍びない。使ってくれる人がいれば。無料で提供して、もっていくような所があれば素敵。
・循環するといいな。自分がどこに絡むか分からないが。
・暖かいコミュニティがあるところに身を置きたいな。
・一人で考えていることが多いので、こういうコミュニティに参加して、刺激を受けたい。
・(けいさん)循環に興味あり。会うのが楽しみだった。前は、戸田市に住んでいた。デジタルな仕事をしていて、オンオフを切り替えたく。町はずっと騒がしく、心が休まらない。休まるところに引っ越したいと。
・倉庫、絵を描く、美術の先生、何か繋げられるのでは。
・作家さんで活動している先生仲間もいる。もっと盛り上がるといいなと。自分はまだ活動できてない。
・端材イベントとして、アート作品を、1週間で作ろうとか。建築系の学校と組んだりとか。
・(Toshiさん)端材はもったいないので、集めて、どこかで売れないかと動いたことがある。ときがわ町では「価値がないよ」と言われた。
・(けいさん)染め物をするとき端材で布に挟んで模様を出したりとかしている。
・(Toshiさん)木くずも大量に出る。深谷市の業者がもっていってくれる。木くずプールとかやれたら。
・(けいさん)端材は綺麗。良い木の破片。町の方にいけば、価値があるのでは。
・(Toshiさん)集める場所と売る場所があるので、何か出来ないか。聞いてもらえて「やってみたいな」と思えた。
===
2 BORで意見交換
●風間さん部屋
〇けいさん
・身近な人
・究極は自分の好き嫌い
・好きな人を分析したことがなかった
・(つきあいたくない客)NPO立ち上げからやっていた。思いに共感してきてくれたと思ったら、自分のやりたいことがやりたくて参加してきた。みんなが主役なのに、イニシアティブをとりたがる。でも無責任
○まめさん
===
●林さん部屋
yukiさん⇒塩川さんに。雲の上の人を相手にしていて、すごいな!
塩川さん
嫌なお客。上司を見ていて、自分の考えがない。
良い客。塩川さんを見てくれている。「任せるよ」信頼。
yukiさん⇒塩川さんに。ちゃんと見てもらえているのは、自然と相手につくしたくなる。良い循環。
塩川さん。循環という言葉がしっくりくる。
yukiさん⇒塩川さんに。信頼=丸投げとか(笑)。見積りを「君の感覚で任せるよ。無茶しないよね。」しっかり見てくれているからだと。
塩川さん。丸投げ。よくわかる。究極的に信頼。一緒に取り組む@パートナー。丸投げ、解を持ってないのは良くない。共通のものを見ていることが大事
yukiさん。あなたは任せると頑張るタイプだよね、と上司から言われたのは嬉しかった。失敗した時は責めずにやったことを見てくれる。
===
●関根部屋
〇Yoshikiさん
・お客さんを選んでいいんだという感覚。一人でやっていく中で、良いお客さんを選ぶのは大事。
・一点に絞るのが怖いというのが分かる。
・パッケージとして提供する。カットだけもある。最初は大変な客もいたが、選び始めて、離れてくれた。子どものカットは大変だけど、まだ切ってない。
〇RKさん
・自分の対応を考えさせられた。
・最初に良い顔をしてしまう。嫌でもお客さんだし。それをやると、自分が潰れる。
・似たような考えの人を集めるような商品を提供できたら。
・接客経験がない。高校生相手。ピュア。会社も事務なので、中の人。
・お客様に接すると、ダメージを食らうのでは。エネルギーを使う。
〇Toshiさん
・ずっと商売をやってきたので、来る人を選ばず。おばあさんから、どんな人にも同じ接客をしなさいと言われてきた。
・「この人はこの人」と接客をしてきた。人それぞれに対応してきた。人を選ぶことをしてこなかった。
・商売人の子だと実感。
・男性ばかりの職場。近所の人と、しゃべる機会が多い。人と接するのは嫌いではない。
・ご自身は普通のことでも、それは人から見ると、強み。「スルーする力」があるのでは。
・次回来た時には「やりましたか?」と上手くのせていく。
===
3.クラス共有
●関根講義
(1)選ぶ
・お客さんを「選ぶ」のがミニ起業。そのために、売上には限りがある。(分度+αを上限とする)
・4つの人を大切にするため ①自分、②家族、③顧客、④仲間
・比企起業大学では、お客さんを選んでもやっていける方法を学ぶ
(2)絞る
・一人起業なので、資源が少ない。弱者だから、絞る。(強者なら、広げる)
・複数の商品があっても、お客さんが絞ってくれる。(お客さんが評価してくれる商品に絞られてくる)続けていくうちに絞られてくるが、最初から「絞る」ことを目指さないと絞れない。「Planned Happenstance 計画された偶発性」に近い。「行き当たり、ばっちし!」
・「グー」→「パー」→「チョキ」
・「商品」「客層」「地域」で絞る
・「バックエンド商品」につながる「フロントエンド商品」について、今後の講座の中で学んでいく。
●ベイビーステップ
・次回(11月26日)までにやること「ベイビーステップ」を宣言。
・明日(23日)お昼までに、「次までに、これをやる」というできるもの1つだけを、Slackにあげる
・次回、近況報告で発表してもらう。
・約束を守ることで、信頼を得る。
●感想
○まめさん
○Yoshikiさん
・商品、客層、地域で絞るのが大事。
○Toshiさん
・色々勉強になった。
○けいさん
・共有することで、頭が整理された
○Yさん
・話を聞くことで、刺激を受けた。
○RKさん
・グー、パー、チョキの話が分かりやすかった
○塩川さん
・色々な方からフィードバックをもらえて気づきが深まった。
===
皆さん、ありがとうございました!次回も楽しみにしています!