比企起業大学 総長の関根です。
2022年10月7日(金)18時~19時30分@Zoomで、比企起業大学22秋「入学式」を実施しました。
22秋学期は、6名(女性3名、男性3名)の入学となりました。今回も個性的なメンバーで、これから楽しみです。
- 総長式辞
〇関根総長:小さく始めて、大きくせずに、長く続ける。これから共に進んでいきましょう!
2022秋生:6名(うち5名参加)
可沼さん@毛呂山町
浅沼さん@嵐山町
安田さん@鳩山町
根岸さん@鳩山町
宮﨑さん@越生町
大塚さん@ときがわ町(欠席)
●自己紹介
○可沼さん@毛呂山
・やりたいことがある。
・病院で看護師をしている。
・趣味がアウトドア。キャンプ。
・あるきっかけがあり、起業したいと。
・車いすのお子さんが遊べるキャンプ場が無い。
・何かあったときにサポートできるシステムが無い。
・障碍をもったお子さんやお年寄りが楽しめるアウトドア、キャンプをしたい。
・ときがわは自然が豊か。皆が遊べるような。
・勉強しつつ、絆を作っていけたらと、参加した。
○浅沼さん@嵐山町
・フラワーアレンジメントの教室。
・生徒さんが、生徒を呼んでくる。
・宣伝しないで、15年間やってきた。
・生徒さんも、15年間通ってきてくれている。
・子供達が大きくなって、家を出て、がらんどう。
・家を開放して、本腰を入れてみよう。
・1~2年前から宣伝しながら。
・去年の夏に、ご主人が亡くなった。
・システムの仕事をされていた。
・アドバイスをもらいながらやってきた。
・御主人が「花を見るのが楽しみ」と言ってくれた。
・経営のアドバイスをもらえなくなった。
・花とアルバイト(夜勤)をしていたが、体を壊す。
・どっちかにしようと、アルバイトをやめた。
・分からないところ、悩むところがあり、比企起業大学を知り、本格的に経営のことを知ろうと。
・頑張りながらやっている。
○安田さん
・鳩山、その前は北坂戸、東京に住んでた。
・マンションの一室で事務所をやっていた。
・路面店ができる場所を探して、北坂戸にやってきた。
・好きなことで起業しようと思ったことが無かった。
・菅沼さんが、東京の友人の知り合い。
・9月4日のセミナーに参加してみた。
・皆さんみたいに「やりたいことがある」状態ではなく「考え中」
・卒業するころには、何か具体化して。
・卒業して楽しかったでは終わらないよう。
○根岸さん
・鳩山町在住。
・今までは、運送会社の事務員。1月で退職。
・22年5月から、ゴマづくりをメインに。
・夏に収穫が終わり、作業中。
・経営とか難しい話は未知。
・とりあえず作ってみることから始めた。
・皆さんのお話から影響を受けてやっていけたら。
○宮崎さん
・越生町在住。
・空調の仕事、修理、取り付け。
・前の会社で独立できなかった。会社には入っている。
・どうしても一人でやりたい。
・副業で様々やっているが、値段をたたかれる。
・何かオリジナリティを生み出していかないと。
・生活することはできるが、儲けまでいかない。
・これを機にしっかり学んでいけたら。
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●学歌静聴
菅沼朋香さん(比企起業大学大学院2期生)「ランチェスターの歌」
※10月の課題本『小さな会社の稼ぐ技術』を歌にしたもの
●質疑応答
○宮崎さん
・越生創業塾。町の商工会でやっている。
・4回参加し、補助金(小規模事業者持続化補助金)を得られれば。
→ 比企起業大学では補助金の相談は受けていない。なるべく初期投資のいらない方法を学んでいく。
○浅沼さん
・15年間やってきた生徒さんが、3人いる。
・ワークショップ単発で来る方はいるが、
・毎月定期的に通っている方が、3人。
・最初は2人だった。子供の幼稚園の先生だった。
・出来上がった作品を、その先生にプレゼントした。
・卒園後、その先生と出会い「花の先生になったら習いたい」と、参加してくれた。
・花のデザインを気に入ってくれて「これだからやめられないのよね」と言ってくれた。
・生花を見る時間が贅沢。
・それを広めたい。
・部屋全体がみずみずしくなる。
・生花が腐っていると、自分のバロメーターになる。
・それをどう広めればよいのか、それが一番の悩み。
○可沼さん
・ツイッターで、比企起業大学を知った。
・920さんも、野あそび夫婦も。
・今年からお店をオープンする方も、比企起業大学卒業。
・どのくらいの卒業生が、起業まで至ったか?
→ もともと起業していた人を含めると、比企起業塾1期生3人、2期生5人、3期生3人、4期生3人、2021春4人、2021秋4人、2022春1人。半数以上の方が起業している。
・町の創業塾にも通っている。
・創業塾は事業計画書を書くことまでがゴール。
・そこまでもっていくプロセス。
・どうしたら起業できるかが心配。
・明確なビジョンがあって、起業していくのか?
・漠然とした何かがあって、徐々に何がやりたいことが明確になっていくのか?
→ 両方いる。そのためまずは起業のことを学び、起業家マインドを身につけてもらうために、2021年から比企起業大学を開校した
・障碍者のためのアウトドア施設は見当たらない。
・静岡に一つあるくらい。
・土地が無い。並行して勉強と土地探しをやっている。
・インクルーシブ。
・ソロキャンパーが増えている。
・キャンプ場内で、女性に性的トラブルが起きている。
・安全、安心なキャンプ場。
・怖いことが無い施設。
・障碍がある方だけでなく、キャンプに不安がある方も助けられたら。
○根岸さん
・畑をやるという夢がかなった。
・「ささげ」「金ゴマ」
・ゴマの仕分けに苦労している。
・自分の一歩が商品になった。
・鳩山の直売所にしか出してない。
・今後、熊井の直売所や、いなほテラス@東松山にも出していく。
・手をかけたいという想い。
・今年から本格的に。
・質は良いが、量が少なかった。想定の半分。来年の課題。
○安田さん
・お金をかけずに、あるものを活かす。
・9月4日から色々考えていて。
・マルシェの2階が使われてない。閑散としている。
・何か使えないか。
・喫茶店が好き。モーニングだけやるとか。
・卒業生のインタビュー。マカロンの人も、モーニングやりたいといっていた。
・作るよりも、接客が好き。
・西友が5時から。マルシェが10時から。
・5時からどのくらいの人が出歩いているかはリサーチ必要だが、5時~10時、マルシェでモーニングもしてみたら。
○浅沼さん
・生花が、自身のバロメーターになる。
・部屋も汚れているとよくないので、花があるから、部屋を片付けるようになった。
・台所や自分の部屋も全部見せている。
・毎朝欠かさずに、インスタであげている。
・「狸の寝床」インスタ
・御主人を家で看取った。
・SEをやっていた。色々な企業を見てきて、経営とはということを教えてくれた。
・亡くなるまでの1年半、助言をくれた。
・「教えるではなく、一緒に楽しめ」
・相談相手がいなくなり、比企起業大学と出会った。
・やるならどっちか。アルバイトはつまらなかった。腹をくくって、花に。
●入学式の様子
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皆さん、ありがとうございました!これからよろしくお願いします。
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●大塚さんの自己紹介
皆様、昨日はただひとり欠席してしまいました。申し訳ありません。午後3時まで覚えていたのにその後完全に失念してしまいました。今朝になって気が付いたしだいです。全くもってお恥ずかしい。入学式の録画を見ました。皆様それぞれに個性的で素晴らしい。ランチェスター戦略の歌にも捧腹絶倒!バックもすばらしい!
自己紹介いたします。大塚洋一郎68歳。風間さんからもご紹介いただきましたが今年2月からときがわ町田黒というところに一軒家を借りて住んでいます。東京都江戸川区との2地域居住です。2地域ほぼ同じくらいというもくろみだったのですが今は8割以上ときがわ町にいます。30年の公務員(科学技術庁→文部科学省→経産省)生活の後、13年前に早期退職し、農商工連携サポートセンターというNPOを作りました。食と農、消費者と生産者、都会と地方をつなぐ仕事をしてきました。被災地の農家支援とか「ちよだいちば」という地方の市町村のアンテナショップの運営をしてきました。
食と農のはざまで活動するうちにだんだんと自らプレーヤーになりたいという気持ちがつのり、ときがわ町で小さく大豆、小麦、米を作り始めました。大豆と小麦はわたなべ豆腐の裏に畑があります。この自分で作った農作物を使って料理教室を開催しています。大豆は味噌つくり教室と10月23日に開催する枝豆収穫イベントで60kgの生産量とつり合いがとれそうです。
小麦はなににするかいろいろ試行錯誤して、スコーン作り&お茶会が有望になっています。米はいまのところ自己消費です。生産からサービスの提供まですべての工程を自分で直接行うというところにこだわっています。お金の循環ではなく自分で作る作物を有効に循環させたい、この循環のなかで少人数でも顔の見えるコミュニティを作っていきたいと考えています。
比企起業大学で皆様やいままでの卒業生の方々とのネットワークに自分もはいっていければありがたいです。
入学式をすっぽかしてしまった大塚でした。皆様、よろしくお願い申し上げます。
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