比企起業大学・比企起業大学大学院 卒業生インタビューvol.6 比企起業大学21秋 長縄 恵子さん

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−自己紹介をお願いします!

出身は愛知県です。7 年前に毛呂山町に移住しました。

地域と循環をテーマに、「循環型クリ エイティブディレクター」として活動中。咲き終えた花や剪定した梅・ゆずの葉や枝、草刈り して出た雑草などを利用し、草木染めをしています。

実は、15歳から音楽業界に入り、30歳くらいまでミュージックエンジニアとして仕事をしていました。

でも、そこは売上主義の世界。徐々に管理系の仕事も増えていき、クリエイティブな仕事ができなくなっていきました。

モヤモヤがつのる中、福祉施設で音楽関係のボランティアをする機会がありました。

そこで「ありがとう、よかったよ」って言ってもらえて、「あぁ、音楽でも生産性じゃないこういう世界もあるんだ」ということを知ったんです。

そして、福祉系の資格を取得しようと、社会福祉を学べる大学に28歳で入学!

2年後には、福祉の先進国スウェーデンに留学しました。

現地では、子供から大人まで、ゴミの分別や最後まで物を使うなど、当たり前のように循環活動が行われていたのを目の当たりにして……。

そこでの体験が、今の活動へとつながる大きなきっかけとなりました。

−なぜ比企起業大学に入ろうと思ったのですか?

毛呂山町に移住してきた時、近隣に移住者も少なく、地域の方との出会いや交流がなかったんです。

どうしたらよいのか悩んでいる時、ニュー喫茶幻という移住者が集う喫茶店が鳩山町にあることを知りました。

そちらへ伺った時に、移住者だけではなく、比企起業大学の方々と出会いがありました。

でも、その時、ちょうど家族の介護があって……。

後に、今度は、自分の病気や手術もあり、療養しなきゃいけなくなってしまったのですが、心身のリハビリだと思い、この時期を生かして、ビジネスについて学び直したいと入学を決めました。

−比企起業大学大学に、入ってよかったことは? 

比企起業大学の講義は、難しいビジネス戦略ではなく、自分のことを掘り起こすプラン中心で、自分を深く知るいい機会となりました。

また、いつでも相談できる講師や先輩、同期の方々との出会いも大きかったです。

病気の療養中という、人生の中でも弱っている時に、皆からエネルギーをもらいました。「これでいいんだ」と、前に進めるよう背中を押してもらいましたね。

−今後は、どのような活動をしていきたいですか?

地域資源を使った草木染めは、継続してやっていきたいです。

先日、京都の某企業様からの依頼で「京野菜」の端材を使った染め物のアドバイスをさせて頂きました。

最近は、企業もSDGsの関係で「再生」を意識した活動を行うようになってきています。それが企業イメージともつながってくるんですね。

そして、「誰がどのような想いと経緯で、その商品を作っているのか」ということが、商品を買う理由として重要になっているのも感じます。

他にも、地域企業様の企業価値を上げるためのしかけ作りのお手伝いなどもさせて頂いています。今後も、プレイヤーというよりマネジメントする立場として、地域がワクワク、元気になれるようなしくみ作りをしていきたいですね。

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