比企起業大学・比企起業大学大学院 卒業生インタビューvol.20 比企起業大学22秋 アウトドアナースマンさん

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−自己紹介をお願いします! 

宮城県白石市出身です。原発事故の近くでしたが、のどかで素晴らしい場所です。

白石には仙台藩や伊達政宗にまつわる歴史があり、白石城も有名で、母校の白石高校はその城跡にありました。高校ではスキー部に所属。クロスカントリーという種目で県大会6位になったこともあります。

卒業後は、埼玉医科大学短期大学の看護学科へ進学しました。姉が看護師というのと、親から「お前は営業に向いていない」と言われて……。

後から感じたのですが、看護師って日常から「人の死」や「病気」などと向きあう精神的にハードな環境なので、私のような少し気楽な性格の方が合っているかもしれませんね。

でも、短大は、女子学生130人中男子が3人という環境……。これは、さすがに大変でした。
何かをする度に見られている気がして。入学から1ヶ月後、そのストレスが原因で急性胃潰瘍になり、1ヶ月入院することになってしまいました。

その後は、もともとの「人が好き」という性格もあり、サークル活動や部活動にも所属し、充実した学生生活を送ることができました。

卒業後は、そのまま埼玉医大へ就職。消化器外科や皮膚科など約3年間隔でいろいろな科を経験しました。
様々なことが学べる看護も興味深かったですし、先輩やドクターと食事に行ったり、病棟の人たちとスポーツしたりと職務以外でも楽しい時間を過ごさせて頂きました。

−人生の転機は? 

もともと仕事の合間に、リフレッシュとしてキャンプには行っていました。その中で、今でも鮮明に記憶している光景があるんです。

ある日、デイキャンプに向かう途中、たくさんの人がBBQをしている河原に立ち寄ったんです。
ふと土手の方を見ると、車いすに座った男の子がいて。その子が河原で遊んでいる子どもたちを楽しそうに見ているんですよ。
階段や砂利があって、川の近くには行けないけど、まるで自分が楽しんでいるかのような笑顔で。

「この子も同じ場所で楽しませてあげたい」

強烈に感じましたね。看護師とアウトドア好きの自分ならできるかもしれない。障害を持っていてもアウトドアを楽しめる場所を作りたい。

その想いを胸に退職を決意します。

−比企起業大学に入学したきっかけは?

きっかけは、ときがわ町で「TENKU CAMP BASE奥武蔵」というキャンプ場を開拓中の丹澤さん(比企起業大学大学院4期)のX(Twitter)です。

丹澤さんの記事はチェックしていたのですが、そこに時折、比企起業大学の話題が出ていたんですよ。

自分も「キャンプ場をやりたい」という想いがあったので、丹澤さんと話したいという強い希望とキャンプ場を経営していく方法を学びたいと思い入学を決めました。

−比企起業大学に入ってよかったことは?

入学前は、「障がい者も楽しめるキャンプ場をしたい!」という想いが強く、土地を探している時に危ない経験もしたんです。

入学後、学ぶうちに、いきなりそれはリスキーなことだったと思い知らされましたね。

あと、比企起業大学では、アウトドアを事業としている先輩方とつながることができ、共に活動したり、教えてもらったりできる「仲間」ができました。
最終的なゴールは変わっていませんが、そこまでの道のりとして、仲間たちと学びながら、協力しながら歩んでいきたいです。

−今後の展望、やりたいことはありますか?

現在、アウトドアナースマンとして、看護もできるキャンプインストラクターとして活動中。YouTubeやXなどで情報発信をしていきたいと思っています。

あと、実は「モルック」というスポーツで日本代表を目指しています。
モルックとは、フィンランド発祥のアウトドアスポーツで、12本の木製ピンを倒し、得点を記録する競技。子供から大人まで、車いすでも楽しめる「軽スポーツ」として注目されています。

現在、毛呂山町でチームを結成し、活動中です。ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
★モルックチームメンバー募集中!お問い合わせ先(teammorock@gmail.com)

アウトドアナースマンさんの活動について、もっと知りたい方はコチラから!
YouTubeアウトドアナースマンチャンネル
X(エックス)@outdoor_nurse_m

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