比企起業大学・比企起業大学大学院 卒業生インタビューvol.4 比企起業大学大学院4期 飯島 千春さん

2017年にスタートした比企起業塾。その後、比企起業大学・大学院へと進化を遂げ、卒業生は2022年3月現在35名となりました。このコーナーでは、卒業生の声とその後の活動内容をお届けします。

今回は、比企起業大学大学院(旧比企起業塾)4期卒業の飯島千春さんです。

飯島さんは、なんとご夫婦で比企起業大学大学院の卒業生!先日テレビ番組「人生の楽園」でも紹介された、鳩山町で「ちはるふぁーむ」という農場を営むステキなご家族です。

目次

−自己紹介をお願いします!

群馬県みなかみ町出身です。

高校卒業後、服飾関係の専門学校へ進学するため上京。都内でアパレル関係の仕事をしていました。

結婚出産の後、「自然が多いところで、薪ストーブのある家を建てたい!」という強い想いがあり、移住先を全力で探し、数ある候補地の中から、鳩山町に惹かれ移住をしました。

−なぜ農業をしたいと思ったのですか?

よく「農業がしたくて、鳩山町に移住したんですよね?」と言われるのですが、実は違うんです(笑)。

鳩山町に移住した際に、家の前の小さな畑で家庭菜園を始めて…。

収穫できた時、すごく嬉しくて、しかもおいしい!スーパーで野菜を買っていた時は、決まった野菜しか買わなかったけど、自分で作るようになったらいろんな野菜を家族で食べられるのも魅力的でした。

また、自分で作った野菜を人にあげた時に、喜ばれるのも嬉しかったですね。気付いたら、朝から晩まで畑にいる日が多くなっていました。  

その後、本格的に農業を仕事にしていこうと決意するも、やり方がよく分からなくて…。

役場や先輩農家さんに相談する中で、農業大学校の存在を知りました。すぐに入学を志し、受験。

進学後は、子育てと両立しながら、1年間みっちり野菜について学びました。

大学と並行して、ユーカリの栽培を開始し、卒業後は、地元の皆様にも親しみのあるネギの栽培をスタート。

2、3年目と徐々に耕作面積を広げていき、4年目からは夫も会社員を辞めて、いよいよ夫婦でやっていくことに!販売先を開拓すると同時に、栽培量も段々と増やしていきました。

今年で、就農6年目。子どもたちにも協力してもらいながら、家族皆で頑張っています!

−なぜ比企起業大学大学院に入ろうと思ったのですか?

ちょうどネギの栽培や販売が軌道に乗り、新しい商品の栽培を始めた頃でした。

商品について、夫婦間で話すだけではなく、いろんな人の意見を聞きたいと思い入塾。その時、就農3年目…様々な失敗や試行錯誤をしている最中でしたね。

入塾当初は、都内の飲食店へのアプローチも考えていましたが、コロナの影響や仲間の意見のもと、地元の皆様にどうやったら受け入れてもらえるのかを考えるようになりました。

地域の飲食店の方に、ご意見やニーズを丁寧に聞き、自分たちのできることを一つ一つやっていく中で、やるべきことの方向性を決めていきました。

−比企起業大学大学院に、入ってよかったことは?

いろんな人とつながりができたことです。仕事の合間に、課題本を読むのは正直大変でしたけど(笑)。

横のつながりだけではなく、縦のつながりもできたのが嬉しかったですね。

何期生や講師という立場問わず、比企起業大学・大学院という一体感があるのも魅力の一つかな。

−今後は、どのような活動をしていきたいですか?

ネギは、今後も「1本の柱」としてしっかりやっていきます!

今は、サラダセットのほか、漬物セットやネギカレーセット、お鍋セットなどセット類の充実を図っていこうかなと。

「セットを買えば、この料理ができます!」というのを、こちらから提案していきたいですね。

その他にも、いろんな野菜が入った、食べられるブーケ「サラダブーケ」や食べられるお花エディブルフラワーにも挑戦中。

今後も皆様の声を聞きながら、やっていきたいです。

インタビュー後日談

ちはるふぁーむさんは、ご自身で作った野菜を使っての、ランチ提供にチャレンジされます!

場所は、鳩山町コミュニティ・マルシェ。

月に1〜2回の提供ですが、ネギカレーなどオリジナルメニューを出されるそうです!

日程など詳細は、鳩山町コミュニティ・マルシェのインスタをご覧ください。

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