比企起業大学・比企起業大学大学院 卒業生インタビューvol.13 比企起業大学大学院3期 山口 直さん

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−自己紹介をお願いします!

 ときがわ町大野生まれの38歳です。現在は、町外に住んでいますが、高校生までは生粋のときがわっ子。高校通学は、毎日1時間以上かけて自転車で通っていました。

 高校ではゴルフ部に所属し、毎日ゴルフ漬け。ゴルフ好きだった父親の影響で、小学校からゴルフはやっていました。主将も経験し、部は関東大会へ。苦しい思いをしたり、プレッシャーを感じたりすることもありましたが「ちゃんと行動すれば、結果が出る」ということを実感させてもらうよい経験となりました。

ゴルフでプロになろうという夢に向け、大学へ進学。

 毎日の練習のほか、幾多の大会出場の中で、チームとしてのレベルの低さを実感させられる挫折を味わいます。大学でも主将を任され、「どのようにしたら弱小チームが強力チームに勝てるのか?」を考えましたね。個々の技術に頼るのではなく、綿密なコース研究や球筋の精度を上げるなど「弱者の戦略」で攻めました。

 そうすると圧倒的な強さを誇るチーム相手にも、ちゃんと勝負ができる。そんな今にもつながる大切なことを学ばせてもらいました。

大学卒業後は、社会勉強をしたいと、リゾート会員券販売の営業職に就きます。

 電話営業に飛び込み営業、激務な日々。営業の全てを叩き込まれました。初めての契約は2年目になってから……。その後はコンスタントに契約が取れるようになり、数年後には営業トップになれました。しかし、昇格、昇給もしていったのに、なぜだか心は満たされていない……。苦しくなっていく自分がいました。

そんな中、お世話になった一人の経営者のお客様の言葉が、転機となりました。

「自分のやりたい事が分からなかったら、これまでの人生の通知表をつけてみなさい」

数日かけて自分の通知票を書いてみて、出てきたのが「木」と「地元」という2つのキーワードでした。

 実家が林業と製材所だった事もあり、幼い頃から木に囲まれて育ちました。山や工場が遊び場で、端材で積み木をしたり、丸太に登ったり。働くおじちゃんおばちゃんに遊んでもらっていたのを今でもよく覚えています。また、活き活きと誇らしげに働いて下さる方々の姿を見るのがとても好きでした。

その原体験より、「木」に関する仕事がしたいと再確認し、建築関係の仕事としてリフォーム会社に転職をしました。

 建築関係の仕事は、全くの素人からのスタート。知識不足から、思うように仕事ができず初めは苦労しました。3年くらいかかってようやく、理解できるようになり、お客様にも自信を持ってアピールできるようになりました。営業所所長も経験し、全社でトップを取る事が出来、独立を本気で意識するようになりました。

今年1月、遂に退職。新しいスタートを切ったばかりです!

−なぜ比企起業大学大学院に入ろうと思ったのですか? 

大学から、ときがわ町を離れていましたが、独立を考え始めた頃に、ときがわ町についてネットで調べ始めたんです。

 その中で、比企起業大学や、関根さんが出てきて……そうしたら、その日に比企起業大学の打ち上げをやっているという情報が!なんと、飛び込みで行っちゃんたんです(笑)。

そこで初めて関根さんと会いました。後日改めて起業相談にお伺いし、数ヶ月後に比企起業大学へ入学しました。

−今後は、どのような活動をしていきたいですか?

まずは建築文化を学ぶことと木材加工技術の研鑽に励みます。

「地元の山の木で、人を喜ばせたい!」

 その想いで、山イベントや体験イベントを通して、木の良さを伝えていきたいです。そして、山に利益が循環する体制を作りたいと思っています。

−木に関する困りごとは、お気軽にご相談ください!

 「裏山の木をどうにかしたい」「庭の木を伐採してほしい」「所有する山の木で、家造りをしたい」などのご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

山口直さんへのお問い合わせ及び最近の活動内容は、Facebookへ!

→山口直さんのFacebook

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