比企起業大学・比企起業大学大学院 卒業生インタビューvol.14 比企起業大学21秋 畑 寿子さん

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−自己紹介をお願いします!

 生まれも育ちも、東松山市です。実家は、創業109年の商店。現在は、種苗屋ですが、創業当初は、砂糖と塩の量り売りをしていたそうです。

ゴルフのプロを目指していた父親の影響で、私も中学校からゴルフを始めました。

 高校進学後、ゴルフ部に入部しようとするも、当時ゴルフ部は男子しか入れなくて……。なんとか2年生から入部させてもらえましたが、やっぱり女子1人でしたね。

 その後、練習を重ね、関東大会にも出場!つらいことや大変なこともありましたが、ゴルフを通して成長させてもらったような気がします。

 卒業後も、近隣のゴルフクラブに就職し、ゴルフと身近な環境で働いていました。そこでは、様々な会社の社長さんや有名人の方もお客様として来場され、多くの社会勉強をさせてもらいました。

 そんな充実した社会人生活を送る中、祖母が病気になり介護をしなくてはならなくなってしまって……。働きながらの介護はとても大変でした。

 祖母が亡くなってからは、会社も退職し、実家の家業を手伝っていました。28歳の時に、ときがわ町でドアを製作している木工所の方と結婚。その工場で事務として働くようになりました。

 その後、義父母の介護も経て、更に高齢となった実父母の代わりに種苗屋の経営も手伝うように。子育てもしていたので、毎日が本当に忙しく、睡眠時間も削ってなんとかこなす日々でした。

 家業を手伝うことになってから、徐々にお店や倉庫として利用していた石蔵の活用について考えるようになりました。現在は、様々な方のサポートを得ながら、石蔵の利活用を考え、アクションを起こしている最中です。

−なぜ比企起業大学に入ろうと思ったのですか?

 実家の家業を手伝うこととなった時、全然経営について知らないことを痛感して……。そこで、会社の経営について基礎を学びたいと思い入学しました。

 家事や塾の送迎、介護など家のことをしながらの、受講は正直きつかったですね。中でも課題本の読書は、時間のない中で、自分でもよく頑張ったと思います(笑)。

 あっ、でも総長関根さんと講師風間さんが書かれた本は、知り合いがたくさん紹介されているのもあって、ワクワクしながら読めました!もう3〜4回は読んでいると思います。

風間崇志・関根雅泰著 『地域でしごと・まちづくり試論 (ときがわカンパニー物語)』

−比企起業大学に入ってよかったことは?

仲間ができたことですね。もうこれにつきます。

 講師の方や先輩、後輩たち。いろんな分野で活躍している方々がいで、そんな方々が行動している姿を見ると「自分も頑張ろう!」という気持ちになれました。

同期の方々にも、分からないことを教えてもらったり、助けてもらったり…。本当にありがたかったです。

−今後は、どのような活動をしていきたいですか?

引き続き実家の蔵の活用方法を考え、行動に移していきたいです。

 現在、定期的に蔵の前で、キッチンカー出店をして頂いています。また、3月には、「倉マルシェ」というイベントを初めて開催しました。

今後も、貸しスペースやコミュニティスペースとして、地域の皆さんが交流できる温かい場所にしたいと考えています。

−東松山市の蔵を使ってみませんか?

この蔵を使ってみませんか?

まだまだ、私も活用方法を模索中。皆さんと一緒によりよい場所にしていきたいです!

→畑さんの蔵(東松山市)の様子については、Instagram(@kura_moju)をご覧ください。

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