−自己紹介をお願いします!
「キャンプをしてみたいけど、何から始めたらいいのかわからない」という方向けに、キャンプをする第一歩をサポートをするキャンプ民泊「NONIWA」を、ときがわ町で運営しています。
出身は、北海道ですが、転勤族だったので3歳で福岡へ。その後も目黒や練馬など転々としていました。その影響か「自分の故郷」というものがなく、「田舎」というものに憧れがありましたね。
父は、仕事がとても忙しい人だったのですが、キャンプを通して家族と過ごす時間を大切にしてくれていて。キャンプって、家族で協力しないとできないんですよ。正にチームプレイ。「私も家族を持ったら、絶対キャンプをしよう!」と思いました。
キャンプ民泊を始める前は、テレビ番組の制作会社に勤めていました。中学時代からテレビに関する仕事がしたくて、大学も放送学科へ。卒業後は、ディレクターとして働いていました。そこで、旅番組を制作するにあたり、地域に移住し、活躍する若者がうらやましく見えて……。私も移住したいなと思い始めました。
30歳を迎える時に、夫と今後の人生について話し合い、「今しかできないことをしよう!」と移住を決意。夫の職場が川越だったので、その近くでいろいろ探していました。その中でも、ときがわ町は、やさしい感じの自然で、会う人も優しく、「田舎初心者」の私たちにピッタリだなと実感し、3年前に移住をしました。
ときがわ町で何をしようかと考えた時、以前友人に、キャンプの道具の使い方や焚き火のやり方を教えて、すごく喜んでもらえたことを思い出して。これが仕事にできたらいいなと思い、今のキャンプ民泊運営へとつながっていきます。
−なぜ比企起業大学に入ろうと思ったのですか?
「テレビの制作会社を退職して、キャンプ民泊で起業しよう」と考え始めたのですが、起業ってどういう風にするのか分からなかったんです。
そんな中、フェイスブックで以前から知っていた比企起業大学が2期生を募集することを知って。仕事をしながら、2018年9月に入学。そこで起業について学びながら、翌年の2月に退職をしました。
−比企起業大学大学に、入ってよかったことは?
目標を明確にできたことです。初めは「キャンプで人を幸せにする」ということが、本当に自分にできるのか不安でした。でも「自然の中で遊ぶように暮らす」という、理想の暮らしをまずは自分たちがやってみるというのが第一だということを気付かせてくれましたね。
あと、「ターゲットを絞る」「一点突破」という教えも、とても勉強になりました。NONIWAを運営していくにあたって、キャンプを本気で知りたい人に特化するという軸もできました。
−今後は、どのような活動をしていきたいですか?
「キャンプを始めるならNONIWAで」という風に認知してもらえるよう、現在やっているキャンプ講習を更にグレードアップしていきたいですね。元保育士さんや自然の専門家の方と協力しながら、子ども向けの自然体験にも注力していきたいです。
あと、最近の目標は「ときがわ町をアウトドアタウンにする」こと!
ときがわ町には、弓立山や三波渓谷、キャンプ場など自然を体験できる拠点がたくさんあります。仲間と一緒にときがわ町を盛り上げていきたいです。
−キャンプ民泊NONIWA
キャンプ民泊NONIWAでは、宿泊のほか、イベントも開催しております。お気軽にご参加ください!イベント情報は、NONIWAのサイトでチェックできます。
−暮らしとアウトドアのお店「GRID」オープン!
2022年10月、NONIWA近くに暮らしとアウトドアのお店「GRID」をオープンしました!
日用品やアウトドア用品の販売のほか、ときがわ町を自然を体験できるようなワークショップも開催していく予定です。コーヒースタンドも隣にありますので、ぜひお気軽に遊びにいらしてください!