弊社の「経営戦略書」を発表する機会を頂きました。

比企起業大学・大学院 総長の関根です。

2024年1月6日(土)の「不倒の経営 勉強会(戦略基礎コース)」で、弊社(株式会社ラーンウェル)の「経営戦略書」を発表する機会を頂きました。(竹花先生、伊佐さん、貴重な機会をありがとうございました)

「地域でミニ起業」を志す比企起業大学メンバーや、比企起業大学入学候補者の方々にとって、参考になればと思い、こちらでも公開します。

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株式会社ラーンウェル 「経営戦略書(竹花2023a)」(V.1 23/01/07 V.U 23/12/31)

0.願望

【目的】(何のために、ラーンウェルを経営しているのか?*¹)
1)日本の教育を変える。家族を幸せにする。(目線は高く、足元固く)
2)学び上手・教え上手を増やす。 
3)分度を稼いで、余剰を推譲。

【実績】
2005年2月~2022年6月(第1期~第18期)
・最低売上: 384万円(2005年度)
・最高売上:6047万円(2013年度)
・平均売上:3588万円(18年間)

2023年7月~2024年3月(第19期:23年11月時点)
1)粗利益額:1266万円(粗利益率 73.4%)
2)自己資本比率:69.7%
3)株主資本:2300万円(資本金100万円の23倍)

【目標】
1)一人当たり粗利益額*²は、「1位レベル」とされる2400万円を目指す。
  (黒字の中小企業の平均800万円の3倍。例:23年7月 経営コンサル業 872万)
2)自己資本比率は、70%を維持する。 (例:23年7月 経営コンサル業 45.4%)
3)株主資本は、毎年約100万円を積み上げていく。

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★上記目標達成に向けて、「ランチェスター弱者の戦略(竹田1993他)」と「新・弱者の戦略(竹花2013)」で、力の分散をさせず(「中小企業と屏風は広げると倒れる」(竹田・栢野2002))「地域・客層・商品」の絞り込みを行う。(第二法則の集中原理を活かす(竹花2023b))

●ランチェスター弱者の戦略

1.地域
・あえて絞らない(オンラインで、営業活動とサービス提供ができるため)
・ただし、東京に本社がある会社を優先。

2.客層
・大企業の人事教育部で「研修転移と評価までしっかり考えている」勉強熱心な担当者
 (普通の研修ベンダーの営業担当では太刀打ちできないような人)
・業界:メーカー、システム、インフラ

3.商品*³
・バックエンド商品*⁴:「収益商品」(「高額」で「継続」「紹介」が期待できる。「この商品が売れたら、楽になる!」というもの。逆に、これが無いと「バタ貧社長*⁵」になる(竹田2005)) 
・フロントエンド商品*⁶:「集客商品」(書籍・無料ウェビナー・有料公開セミナー・動画・ブログ記事等)
・R&D 研究開発:「明日のメシの種」を作るための「探索Exploration」活動の継続(先行研究・イロイロ実験・形式知化)

4.営業 (研修ベンダーさん等を通じての間接販売はしない。関根による直接営業のみ)
・ウェブ発信→お問合せ→関根による面談
・メールマガジンの継続配信→お問合せ→関根による面談
・対面での名刺交換→メールマガジンの継続配信→お問合せ→関根による面談

5.維持
・既存顧客フォロー(サービス提供である研修時の面談・メールのやり取り・近況報告メール)

6.組織
・従業員を雇わない ・専務(妻)への配慮 
・「供給システムの構築(高橋2007)」:自分以外に、仕事を頼める「外注パートナー」の支援確保*⁷

7.資金
・軽装備 ・2行からの借入は継続(いざという時の為)・自己資本比率は、70%を維持

8.時間
・朝4時起き。 ・1日10時間×6日間×52週=3120時間+α(人の3倍「必勝型」の3200時間(竹田2004))

9.危機
・一番のリスクは関根の健康 ・各社での研修は、関根1人で行わず、「外注パートナー」の方々と登壇。
・月15回のプール(年180回)と、月20回の山歩き(年240回)の継続による体調管理。

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●新・弱者の戦略(自然から学ぶ)(竹花2013、竹花2021)

1.ニッチ戦略(棲み分け)
2.相利共生(Mutualism)

・地域だと、お互いが食い合わないよう「棲み分け」をしたり、お互いに仕事を出し合う「相利共生」が可能。
・比企起業大学メンバーは、お互いが長く事業を続けていけるよう、助け合っていく(かといって他者依存はしない)。

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●脚注

*¹ 小林和馬さんによるインタビュー「ミッション・ビジョン」で、「何のために経営しているのか?」を語っている。

Kazumaさんインタビューによる動画「ミッション・ビジョン」

*²弊社や比企起業大学が志向するのは、「小さく始めて、大きくせずに、長く続ける」経営である。売上高や従業員数といった「規模」は追わない。規模は小さくとも、「国内中小企業の約7割が赤字(参考:東京商工リサーチ「赤字法人率推移」)」と言われる中、しっかり黒字を出しているのであれば、ミニ起業(零細企業)とは言え、十分存在価値がある。黒字を出している企業でも、1人当たり平均粗利益額が、800万円なのであれば、それ以上出しているミニ起業(零細企業)のほうが、より生産性が高く、付加価値を生み出していることになる。ほぼ1人で経営しているミニ起業家にとって、「一人当たり年間粗利益額800万円以上」は、誇れる数字である。ミニ起業家は、売上高や従業員数といった規模を目指さず、まずは「一人当たり年間粗利益額800万円以上」を目指すことを薦めたい。

*³商品は、顧客ニーズへの対応や、経営者自身の「飽き」により、増えて広がりやすいので、「グー・パー・チョキの必勝ジャンケン法(竹田1993)」で、広がったものを切っていく。(起業して、7年目以降ぐらい。)

*⁴「バックエンド商品」について説明している動画。

比企起業大学23秋「第3回ゼミ」 バックエンド商品とは?

*⁵「バタ貧社長」は、「移動時間が長いことによって発生する」(竹田2005)とされるが、移動時間の長さだけでなく、「高額」のバックエンド商品がないと、「忙しくてバタバタしていても儲からない」状態になる。

*⁶「フロントエンド商品」による集客で「顧客リスト」を地道に集めていく。「顧客リスト」への働きかけが、新規開拓・既存維持につながる。

*⁷自分だけだと、仕事が回らなくなってきて、新規営業ができなくなり始めるので、商品提供等で支援を得られる「外注パートナー」を育成していく。(起業して、10年目以降ぐらい)

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●参考文献 

高橋徳行(2007)『新・起業学入門』
竹田陽一(1993)『ランチェスター弱者必勝の戦略』
竹田陽一・栢野克己(2002)『小さな会社☆儲けのルール』
竹田陽一(2004)『戦略名人』
竹田陽一(2005)『小さく始める起業のルール』 
竹花利明(2013)「ランチェスター第三法則」(アクセス 2023年12月31日)
竹花利明(2021)「ランチェスター論文の探求」(アクセス 2023年12月31日)
竹花利明(2023a)「不倒の経営 勉強会(戦略基礎コース)」配布資料「経営戦略書」
竹花利明(2023b)「ランチェスター法則とランチェスター戦略」動画(アクセス2023年12月31日)

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やっぱり「経営戦略書」があると、ぶれずに経営していけるので、いいですね。

竹花先生、伊佐さん、ご参加された社長の皆さん、ありがとうございました。

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●「経営戦略書」に対する質問

「経営戦略書」に対する質問 | 比企起業大学 (hiki-kigyo-college.com)

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