ロドリゲス晴海さんとのセッション「Challenge!」

比企起業大学1期生(2021年度春卒)、比企起業大学大学院5期生(2022年3月修了)、の楠田リエです。

2月3日(土)11時~13時、アメリカ時間では2月2日(金)18時~20時に、ロドリゲス晴海さんとのセッション「Challenge!」に参加しました。

この企画のご案内を関根さんからいただいたのは1月18日のこと。ちょうど2024年が明けて、正月休み疲れから抜け出し、本調子のエンジンがかかっていた頃。

大晦日とお正月は家族とゆっくり過ごすことができ、次の節目、「立春」では何か刺激的なことをしたいな~と考えていたところだったので、すぐに申し込みを決めました。(実は昨年も、お正月はのんびりスタート、旧正月の立春に仕切り直しをしていたんです。)

以下、その時の関根さんからのご案内です。

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皆さん、おはようございます。関根です。

ロドリゲス晴海さんとのセッション「Challenge!」を開催します。

旧暦では、2月3日「節分」が大晦日にあたり、翌日の2月4日「立春」から、新年がスタートします。

そんな節目の日に、ロドリゲス晴海さんとのセッション「Challenge!」を開催します。

新暦のお正月に立てた目標を踏まえ、今年「Challenge!」したいことを、より具体化していきませんか?

以下、晴海さんからのメッセージです。

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起業大学、大学院の皆様はそれぞれに大きな決断と勇気をもって起業を検討されていることと思います。 

勇気ある決断の次は、スマートな(効果ある)ステップでの前進ではないでしょうか?  

参加者の皆さんとアイデアを形にしていくプロセス、当たり前を超えたユニークな発想など一緒に考えられたら楽しい時間になると思います。

参加者さんとのCustomized Sessionなので、その日から使える新しいアイデアも出てくると思います。

24年1月末に、CESという世界最大の展示会でパビリオンを運営するので、その時の日本企業さんの様子なども交えてお話しできそうです。 

とくに世界各国のMarketingを目にすると、面白い発見も沢山あります。世界のトレンド、近い未来もお話しできると思います。

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皆さんの「Challenge!」を後押しする機会となりましたら幸いです。

一緒に考え、実践していきましょう!

比企起業大学 総長 関根雅泰

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ここからは、差し障りのない範囲で、学びをシェアさせていただきます。

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●オープニング

・晴海さんによる自己紹介

・参加者による自己紹介「自分の人生のハイライトを2分で伝えよう」(6名)

・参加者同士、心に残ったフレーズの伝え合い

・自己紹介から感動しています。すでにみなさんから学んでいます。by晴海さん

●最初に「NO」と言わないワーク

・日本人は断る時、自分のせいではなくてもに最初に「申し訳ありません」と言う。

・相手のニーズに応じられなくても、最初に「NO」と言わないトレーニング。

・まず受け止める。最初に一言「肯定の言葉」を添える。

・子供が相手の場合も、最初に「ダメ」と言わない。「それママもほしいな」etc.

・断らなければいけないSituationを考えてみる。実際の答えは「NO」であっても「NO」と言わない。

●Effective Communication

・相手の心にどれだけ自分の言葉が届くか

・2022年のCES、同じ時間に撮影した2箇所のパビリオンの写真を比較。

・一方はショーケースに入っている。一方は手に取れる・体験できる。製品の良し悪しではなく「出し方」。

・PartⅠ当たり前~ところ変われば

・日本とアメリカの7-11の比較

・アメリカとリスボン、アメリカとアムステルダムのStandardの違い

・日本とアメリカの学校制度の違い。相手の立場を考えて、「高3」ではなく「高校のlast year」と言った方が伝わる。

・日本人は略語を使う。NG、HP、パワポ、クラブ活動、部活…etc.

・HP→アメリカではヒューレットパッカードのこと。

・クラブ→アメリカではナイトクラブのこと。

・PartⅡ発想の転換~伝えるから伝わるに

・日本人は学者(Scholar)、アメリカ人は役者(Performer)

・日本人は論理的に説明することが上手、アメリカ人は自分の言葉で体験を語り、共鳴を呼ぶ。

・どちらが良い・悪いではなく、相手によって伝え方を変える

・ケーススタディ:Case1:Boston,USA、Case2:Amsterdam,Holland、Case3:Anaheim,California USA

・日本人とアメリカ人の表現の違い。日本人:Functionの説明、アメリカ人:Effectを理解させる

・日本人は長い説明書きを読ませる、アメリカ人は対話をしている

・日本人はプレゼンで苦労話をしない、アメリカ人は苦労話をして共感を集める

・伝わるから伝えるへ~3つの「止まる」

・Effective Pitchの要素

・原稿を読み上げない、話しかける

・話は短く簡潔に、3分~Max5分。

・知識や情報に責任を持って言い切る。日本人に多いのは「~だそうです」。

・実物を見せる(写真、実物etc.)。

・AIに頼り過ぎない。

●クロージング

・人を惹きつける仕事をする時に重要なこと(イベント、資料、プレゼン…etc.)は、簡潔さ、独自性(unique)、クライアントの声。

・英会話の上達法を聞かれることがあるが、「ない」。英会話も会話である。相手が投げてきたボールに反応すればいい。

・失敗をたくさんしてください。失敗して、この方法では相手に通じなかった、と気付く。

・NOを言わないワークはまずは家族で試してください。上手くいったら組織で使える。

・身近な人に感謝を表現してください。言葉にしてください。

・自分の大切な人のさりげないことに気付いて、口にしてください。

・近いところで、バレンタインデーを利用してみて。

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以下、グループセッションから一夜明けての、楠田の所感や学びです。

・自己紹介の後、晴海さんが私たちに「すでに感動している」と言ってくださったことが嬉しかった。

・自己紹介で何を言うか直前まで迷ったが、話の途中で判断し、ちょっとしたChallengeを取り入れてみた。結果、晴海さんからのフィードバックで晴海さんに届いたことが分かり、Challengeしてみないと分からないものだなと、腹落ちできた。

・自己紹介でも今後、Effective Communicationを取り入れてみたい。集まるメンバーが予め分かっている場合はもちろんのこと、その場で分かる場合にも。

・研修講師として、日本人的な伝え方とアメリカ人的な伝え方を状況に合わせて使い分けていきたい。

・「自分のサービスをuniqueにする」はランチェスター戦略にも通じる。そして、起業においてだけでなく、これから自分が選ぼうとしている生き方にも当てはまると思った。「みんなができることをできるようになる」を目標にしてもナンバーワンにはなれない。

晴海さん、ありがとうございました!またお会いできるのを楽しみにしております。

また、Good TimingでAmazing Opportunitiesを与えてくださった関根さん、ありがとうございました!

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2/7追記:晴海さんへの御礼メールに返信を頂戴したので一部紹介いたします。素敵なメッセージでしたので。

・今回は本当に立春という新しい節目で、チャレンジを考えている方々ばかりで、私のほうの学びが多かったです。

・私達のようなコンサルや、研修講師は、Motivationを上げるトークや、Effective Communicationのコツを話すことはできますが、実際の生活には、誰もが持っている、またそれ以上の悩みや苦労も抱えているフツーの人間です。

・私はいつも”自分が教えることは何もない” これまでの失敗や経験を共有して、その人なりに吸収して欲しいと思いながら魂を込めてセッションをやります。 そしてほとんどのケースで私が学ぶことのほうが多いです。

・バレンタインデーに限らず、私のセッションのあと、それぞれが昨日よりちょっと優しい気持ちになって周りが見えたら、それが一番嬉しいです。

・ご縁に感謝します。また何かご一緒できることがあるといいですね。

晴海さんがセッションの中で「セッションでは相手から学ぼうという気持ち」「自分が何か与えようとは思っていない。ただ、引き出しは開けているので、シェアはする」とも仰っていたことを思い出しました。

メールのやりとりでも愛のあるメッセージをいただき、とても温かい気持ちになっています。

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