比企起業大学 総長の関根です。
2025年9月上旬、比企起業大学 25春メンバーが、「卒業レポート」を提出してくれました。
比企起業大学に参加して「一番学びになったこと」「入学を検討している人へのメッセージ」「比企起業大学へのメッセージ」を書いてくれています。どうもありがとうございます。
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○小原 恵利子さん(埼玉県入間市)
1.比企起業大学で一番学びになったこと、得たことをお書きください。
学びになった事:
現役引退後、何をしたら良いか迷っていたのですが、学びの中で自分の原点まで遡り、残りの人生で何をやりたいのか、自己と向かい合い知る事ができたように思います。それは私の場合、子や孫、ひ孫達、できれば次世代の子どもたちに伝えたいことを、絵本や紙芝居にして遺しておこうと気づいた事です。
また、その目的を達成するために、一緒に学ぶ若い方々が、どのような考えを持って学びにきていらっしゃるのか、何を成そうとしているのか?また、私のような高齢者の考えをどう感じていらっしゃるのか?身近な孫達は、なかなか本音を語ってくれないので、とても参考になりました。
シニアであっても学び続ける事の大切さ:
起業大学という事で、本来はビジネス的な目的で学ぶ場のようにも思いますが、大きく変動していく社会状況から、取り残されていきがちな高齢者にとって、さまざまな視点で現状を学ぶことは、とても大事だと思います。高齢者というと、ボランティアで社会貢献をという道筋をアドバイスされる事が多いのですが、高齢者も生きていかなければなりません。少ない年金だけでは、なかなか厳しい現在、高齢者であっても、働かざるを得ないという現状があります。
また、シニアがビジネス視点で学べる場は、そんなに多くはないと思います。しかも、シニアがビジネス視点で学びチャレンジしようとしても、公的なサービスも少なく、なかなか協力者を得られないという問題もございます。
しかしながら、少子高齢化が進む中で、まだまだシニア世代が必要とされる分野はあるのではとも思います。例えば、合理的、理論的なビジネスではないかもしれませんが、伝統的な建築技術、ものづくりの繊細な技術(和紙など)、織物や染色、高度な建具の装飾技術、自然と共に生きる知恵を活かした野草食etc、これらを活かし現代風にアレンジするなど、今しかその知恵を残せるチャンスはないのではとも思います。
是非、シニア層の方々にも、今までの経験や得意技を活かして無理のない起業へチャレンジしていただけたらと思いました。
また、私の先輩方、特に男性の先輩方は、引退後5年〜10年以内に他界される方が多い等、現役時代は熾烈な競争やノルマなどで厳しい業界でした。しかし、その後の生きる目的にいち早く気づき、再度新しい学びや若い方々との話し合いを通して、新しい視点を得られることは、引退後の「生きがい」になるのでは?とも思いました。
いろいろなご意見やご感想をお聞かせいただいた同期の皆さん、風間さんや関根さん、貝津さんにも、深く感謝申し上げます。
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2.これから比企起業大学の受講を検討している人へ、メッセージをお願いします。
現在、企業にお勤めの方、これからの生業に不安を持っている方、年齢的な課題を持つ方など、いろいろなお立場で迷っていらっしゃるのであれば、ひとつの視点の転換点として学びの場、比企起業大学は有効かと思います。
しかしながら、経験上「起業する」ということは、相当の覚悟も必要となります。まして、AIの登場で、今までの思い込みだけの単純な起業では太刀打ちできない社会環境にありますので。ただ、新しい視点で自己を振り返り、これから先の方向性を考える良い機会になるのではとも思いました。
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3.よろしければ比企起業大学へのメッセージをお願いします。
率直に申し上げて、何故我社にいたライターたちが、比企エリアを取材したがったのか少し理解できたように思います。とても挑戦心に富んだ様々な人材が住み、また関わっていらっしゃる事が分かりましたので。関根さんや風間さんをはじめ、堂平天文台、JAXA関連施設など、宇宙への興味関心を持つきっかけになる知的な施設や人々、また、周辺では古民家をリノベした海外富裕層向けの不動産開発など、大変興味深い水面下での動きがとても気になっております。
ただ、首都圏の地域活性化に携わっている友人知人達の様子をみておりますと、様々な課題も多いように見受けられます。それは、都会から移住してくる若い方や高齢者たちと昔からの地域住民との軋轢も垣間見えるように思いますので。比企起業大学には、上記のような多様な変化に柔軟に対応できる施策も含め、年齢の壁を越えてコミュニケーションできる場の提供など、さらに充実されていかれますよう祈念しております。
半年間の短い時間ではございましたが、私のような「ばあば」も参加できて感謝しております。ありがとうございました。引き続きよろしくお願い申し上げます。
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○ヒロさん(東京都)
1.比企起業大学で一番学びになったこと、得たことをお書きください。
学んだことは色々とありますが、一番学びになったこと/得たことで敢えて絞りこむと、『起業に向けたマインドチェンジ』になります。おかげ様で、漠然としていた起業に向けたプロセスとポイントを具体的な姿で見えつつあり、一歩踏み出す勇気を貰いました。
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2.これから比企起業大学の受講を検討している人へ、メッセージをお願いします。
想いを共にする仲間と学びあい・刺激しあえる場です。和気あいあいとした雰囲気の場です。講師陣が一人ひとりに丁寧に向き合い伴走してくれる場です。無理なく毎月一歩ずつ進んでいくことができる場です。1
結果、一歩踏み出す勇気を得ることができる場です。そして、卒業時には入学時の立ち位置から遠く離れた場所に到達できる場です。
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3.よろしければ比企起業大学へのメッセージをお願いします。
半年間、ありがとうございました。あっという間でした。おかげさまで、起業に向けたプロセスとポイント、やるべきことが明確になってきました。ここから更に一歩毎、Baby Step を刻んでいきます。比企つづきよろしくお願いいたします。
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○しばこーさん(大阪府)
1.比企起業大学で一番学びになったこと、得たことをお書きください。
学びになったこと:
1番の学びは、ランチェスター戦略のような確立されたフレームワークも、自分の状況に合わせて柔軟に読み替えることで、自分だけの戦略になり得るんだと気づけたことです。
「製品・顧客・地域を絞り込むのが基本」ではありますが、私のようにネットを中心に活動する場合、物理的な「地域」で絞るのは難しいと感じていました。でもゼミを通じて、「地域を絞れないなら、お客さんを絞ればいい」 、例えば私の場合は「大手メーカーで働く、デジタルが少し苦手な研究開発職の方」 「地域にこだわりのある中小企業の社長」というように、お客さまのいる業界やコミュニティを自分だけの「地域」と捉えればいいんだと教えてもらいました。
戦略の全てを完璧に真似るのではなく、自分のできるところから実践して、小さなNo.1を目指すことが大切なんだと知りました。
得たこと:
一番得られたものは、「私にもできるかもしれない」という、小さいけれど確かな自信です。入学前から「自分のITスキルで、誰かの役に立ちたい」 という想いはありました。でも、それが本当にビジネスとして成り立つのか、全く自信がありませんでした。それが、毎回のゼミに向けて本を読み、自分の事業と向き合って課題を考え、ベイビーステップを1つひとつクリアしていく中で、ぼんやりとしていた輪郭が少しずつはっきりしていくのを感じました。
何より、関根総長や風間学長、そして同期の仲間たちが、私のつたないアイデアを「それ面白いね!」「しばこーさんならできるよ!」と面白がり、温かく背中を押し続けてくれたことが本当に大きな力になりました。
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2.これから比企起業大学の受講を検討している人へ、メッセージをお願いします。
大学のロゴマークが、自分の想いに光を当ててくれるデザインだと聞いています。比企起業大学は、まさにそんな場所だと思います。すぐに魔法のように何かができるようになるわけではありません。でも、毎月の課題と向き合い、自分なりのベイビーステップを考え、ゼミで壁打ちしてもらいながら1歩ずつ進んでいく。その繰り返しの中で、自分の中に眠っていた起業家としてのマインドが、ゆっくりと育っていくのを感じられるはずです。「何かしたいけど、それが何なのか分からない」。そんな心の中のくすぶりを、否定せずに形にする場所です。
講師の方々や先輩方は、驚くほど明るくて前向きな人ばかり。あなたの挑戦を誰も否定したり笑ったりしません。むしろ「それ、いいね!」と一緒に面白がってくれる、そんな温かい雰囲気に満ちています。正直なところ、私も入学には1年以上迷いました。費用も決して安くはないですし、勇気がいりました。でも、今、思うのは「あの時、1歩踏み出して本当によかった」ということです。もし今、迷っている方がいたら、ぜひ前向きに検討してみてほしいなと思います。
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3.よろしければ比企起業大学へのメッセージをお願いします。
関根総長、風間学長、半年間、本当にお世話になりました。最初は不安な気持ちでいっぱいでしたが、みなさんと一緒に走る中で、少しずつですが前に進めている実感を得ることができました。期間中には、実際にお仕事を依頼される機会もあり 、本当に充実した半年間でした。
比企起業大学が、100年先もこの地域の誰かの想いに光を当て続ける、そんな大学になることを心から応援しています。そして私も、この大学の卒業生として恥ずかしくないように、目の前の1人ひとりに誠実に向き合い、喜んでもらえる仕事 をしていこうと思います。本当に、ありがとうございました。
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○たなかつさん(坂戸市)
1.比企起業大学で一番学びになったこと、得たことをお書きください。
比企起業大学で一番の学びになったこと、得られたことは、次の3つです。
☑︎いくつになっても学び続けることで、新たな何かを得られる
☑︎同じ学びをしている人たちは理解しやすく、相談しやすい
☑︎自ら考え、自ら動き出すと、思った以上に良くも悪くも反応がわかりやすい
→得られたこと;自ら考え、能動的に動くことで、次の自分を作るという感覚
もちろんカリキュラムの内容も思った以上に学びになり、また、理解しやすいもので大変満足しています。サラリーマン技術者では考えたことのないお客のこと、商品のこと、地域のことに対しての見方や考え方は新鮮でした。改めて自分の街を見つめ直すきっかけにもなりました。ただ、それ以上に先にあげた3項目が非常に印象に残り、また、今の自分の行動につながっていると感じています。
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2.これから比企起業大学の受講を検討している人へ、メッセージをお願いします。
自分で何かを始めようとされている方には、起業の勉強、学ぶということを再認識すること、同じことを学ぶ仲間と健全に論議することで得られる刺激を受けるのに最適だと思います。
お互いにまったう違う分野で、起業を考えている人たちが集まり勉強していきますが、疑問に思うことや、より学びたいポイントが同じだったりすると不思議と、起業の根本とは業種に関わらず同じところにあるのかなと感じたりします。さらにっ論議していくと、年齢も性別も超えて信頼できる仲間感が出てきます。社会人になってこの感覚は得られ難いと思いますし、それが起業準備を進める上で大変励みなります。講師陣も経験方で相談しやすく大変好印象です。起業を一人で考え悩むなら、ぜひ比企起業大学でへ。おすすめです。
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3.よろしければ比企起業大学へのメッセージをお願いします。
あっという間の半年でした。初めてに近いくらいのビジネス本の読書。それを受けてのYouTubeなどでの講義。レポート作成。毎月のゼミ。どれも、刺激的で面白かったです。課題本の選定や、講義の面白さ、YouTubeの長さのちょうど良いです。レポートも短い文章ながら、結構考えさせられる絶妙さ。ゼミは、とにかく面白かったです。同期メンバーも良かったと思っています。
とにかく、私にはとても良い時間でした。楽しみながらも、本当に起業に向け思考と行動のギヤをあげようと思わせてもらえました。いい学びの時間、空間をありがとうございました。感謝の気持ちでいっぱいです。改めて、ありがとうございました。
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○井上 紗樹さん(熊谷市)
1.比企起業大学で一番学びになったこと、得たことをお書きください。
学びになった事はたくさんありすぎて【1番】が決められないので箇条書きで。。
・起業について、軸となる部分を学ぶ事ができました。商品、地域、客層を絞りながら、小さな1位を目指して行くこと、課題本の内容も最初は「え~~」と思う事ばかりでした。(まさにバタ貧の思考をしていましたので)しかし課題本を読み進め、ワークシートを考え、ゼミの回数を重ねるうちに、腹落ちする感覚がありました。
・共に学ぶ同期の応援や、違った切り口からの意見が毎回心に響いていました。業種や扱う商品は違えど、目的が同じ仲間がいると言うのは非常に心強かったですし、大人になって切磋琢磨しながら学ぶことの楽しさを感じていました。同じ課題本を読んでいるのに色んな解釈の仕方があり、それぞれに対するアドバイスやコメントが聞ける、そこもおもしろかったです。
・自分の考えや想いを言葉にしていく事の大切さを知りました。言葉にして伝えていくことで、頭の中が整理され、自分自身の考え方の癖や、モヤが少しずつ晴れて輪郭がハッキリしていくのがわかりました。
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2.これから比企起業大学の受講を検討している人へ、メッセージをお願いします。
何かやりたいけど、何がやりたいのかさえわからない、そんな人にこそ受講してほしいと思います。
ワークシートやゼミ、ベイビーステップを積み重ね、自分の気持ちを見つめる事で、少しずつ方向性が見えてきます。
いざ動き出そうとする時に遠回り?寄り道?をせずに進むべき道や目標を見出せると思います。
講師の方々が寄り添いながら伴走してくださる事と、仲間と励まし合いながら学びを深めていく事ができるので、安心して一歩踏み出してほしいと思います。
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3.よろしければ比企起業大学へのメッセージをお願いします。
いつも温かい眼差しで見守り、適格なアドバイスを下さる講師の方々、そして先を行く起業家の先輩方に出会う事ができ私は幸せ者です。個人で事業をやるって、とても孤独なイメージがありましたが、卒業後もつながりを大切に育んでいらっしゃる先輩達の姿から、共に学び共に歩む仲間の大切さを教えていただきました。
いつか いつかと先延ばしにしていた目標でしたが、【学校でつまづきがちな息子に、頑張るお母ちゃんの姿を見せたい】と入学を決意した事が昨日のようです。最後のゼミを終え「最近のオカン、何やらキラキラ楽しそう」と言われました。これが半年間の私の変化です。
これからが本当のスタートですが、迷ったり立ち止まったりしながら少しずつ私らしく進んでいこうと思います。そして「今こそ」と思える時がきたら、大学院の門を叩きたいと思います。ありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いします。
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○田中 翔士さん(坂戸市)
1.比企起業大学で一番学びになったこと、得たことをお書きください。
ターゲット層や地域を絞ることで少しずつ結果を出しながら大きなものにできるという点が一番の学びだと思った。
自分一人では感覚でわかっていても言語化できなかったり具体的な行動として表現できなかったことを実際に行って表現をしている方が多く、小さな行動の積み重ねがその先の自分を作るのだと気づけたことが自分の得たことだと思う。
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2.これから比企起業大学の受講を検討している人へ、メッセージをお願いします。
学ぶことでマイナスになることは全くないので興味があったら受講するべき。起業だけでなく社会の中の一人として、ただ働いて生きるという考えを変えることができる点でも受講するのはおもしろいと思う。
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3.よろしければ比企起業大学へのメッセージをお願いします。
なかなか講義に参加できず申し訳ございませんでした!ほとんどレポート作成や他の方のレポートを読むことでのコミュニケーションでしたが同じ内容でも人によって受け取り方、考え方がたくさんあり見ていてすごく為になりました。
自分だけでなく他の方にも言えそうですが、一人で考えていても行き詰まることが多い内容ですが周りの方のサポートで開ける道が多かったと思います!起業だけでなく仲間の大切さ、特に同じ悩みを持った仲間との支え合いについても学べた気がします!
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皆さん、ありがとうございます。いったんお疲れさまでした。
これからも共に進んでいきましょう!