比企起業大学 総長の関根です。
2025年5月30日(金)18時~20時、比企起業大学25春「5月ゼミ」を開講しました。講師陣、学部生との意見交換の場です。
差しさわりのない範囲で、当日の様子を、チャットを基に共有します。(まとめて下さった風間学長、ありがとうございます!)
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1 近況報告
〇たなかつさん
・ベイビーステップ
1 オーダーいただいた作品を完成させ納品する。
2 オーダーいただいたお客様に なんで私にご注文いただいたかインタビューしてみる。
・100%達成!
・フルでオーダーを頂き、なんとも言えないある種の感動。やった甲斐があった。
・やってみたい、習ってみたい、一緒に作ってみたい。短いコマでも、定期的に教えてもらえないかと言われた。
・音楽関係の教室、ライブハウス、機材を扱っている所を、地図上に書き出してみて、見て回るようにしている。意外と、音楽関係の人がいることに気づいた。
・似たような方を集めて、1か月以内に、鳩山で、ワークショップができたらと、準備を始めている。
(ヒロさん)
・最近の作品があれば、見てみたい。
(たなかつさん)
・スーツを着たブルースオルガンの猫。5人態勢になった。
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○ヒロさん
・ベイビーステップ
受託するセミナーのコンテンツ(含む投影用スライド)の完成です。話すネタは集まりつつあるので、構成を考えたうえでスライドに落とし込みます。質疑応答を含め90分を想定していますが、詳細は主催者側との打ち合わせを経て決めます。
・BSは達成!
・「若手世代の育成と定着のポイント」90分のセミナー。本番は来週。
・5月は、いい意味で、ばたばたした。
・コーチングの仲間のお手伝い。大学生にコーチングを届ける活動を支援。
・「人生の四季を考える」イベントに参加。50代~60代が集まって、語り合う。ざっくばらんに。お互いに、認め合う。認知。参加して、心が軽くなった。
・会社勤めの合間にやっていたので、ばたばたした。
・前回のゼミで、顧客づくりについて勉強した。4月から仕込んでいた営業活動が実を結ばずに、焦っている。提案はしたが、ペンディング。
(小原さん)
・50代~60代向けのイベントに興味がある。どんなことを話したのか?
(ヒロさん)
・人生の転機 Transition 道をどう変えるか、一歩を踏み出せないといった話を。
(小原さん)
・何か共感できる、「お!」と思われた意見は?
(ヒロさん)
・すべて共感。初対面でもそういう話ができる、安心安全な環境。いろいろな人生があって、皆悩んでるんだな~と。傍目ではそう見えなくても、その場で出して「大変だよね~」と言い合える場だった。その後「呑みいくか!」と。秋に集まって、報告しあおうと。
(風間さん)
・大学生のコーチングで、どんなことが必要なのか?
(ヒロさん)
・コーチングの中のスキルで、傾聴と認知。
・3人一組で、コーチが一人入って、2か月間のふり返りや、今の悩みを、100%受け止める。真剣な自己開示。話すことの大切さ。100%集中して聞いてもらうことを、体験する。
・人生のキャリアをコーチが語り、学生が質問する。色々な職業人生、生き方がある。失敗していいんだ~と。職業観を伝える。
・1対一のコーチングを提供することもした。ボランティアで。
・大学生から60代まで幅が広いので、どこで絞ったらよいのか。
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〇しばこーさん
・ベイビーステップ
1.「新しく作ったツールについて、Zennまたはブログで記事を1本公開する」
2.「GAS起業のターゲットとなる客層を具体的に言語化する」
・ブログ3つを公開できたので、BSはOK。
・もう一つ、別のブログを立ち上げて、記事をたくさん書いた。1万字以上の記事も。書くことを分けたら、自然とそうなった。記事も10本あげた。
(ヒロさん)
・「おせっかいだけど、新人に伝えたいこと」という記事に、しばこーさんがどんなメッセージを?
(しばこーさん)
・これからも仲良くしてほしいと。配属後は、先輩たちとの関係が強くなる。
・研修で学んだことを大事にしてほしい。スタンダードなルールを教えてもらえる最初で最後のタイミングが、新人研修。
(ヒロさん)
・すいすい筆が進んだ?
(しばこーさん)
・8個ぐらいはさらさら行ったが、最後の2つが大変だった。
・新卒は見ていないと思う。公開するのは恥ずかしい。
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○小原さん
・ベイビーステップ
①野鳥撮影1000枚(資料集め)
②作品2枚作成(絵本用原画作成)
・素材用の写真は、5000枚ほど撮った。
・自分のイメージしている写真が取れてないので、60%の達成率。
・絵本の作り方という書籍を見直したり、伝えたいことを、大学の先生や日本野鳥の会の方に、現状の状況を教えてもらう。
・出版美術家連盟の会長に、知り合いがなった。その方に色々教えてもらう予定。どう文章と絵を合わせていけばよいのか詳しい方。
・鳥撮りの仲間に、高齢の方が多い。絵本を描きたいと言ったら、写真を使ってほしいという話も出た。その人の活動の成果にもなるのでは。
・どう保護活動に役立つのか。
・メディアにも話している。小学校に発行している媒体。取材も含め。準備段階で、マーケティングしている。
・25年12月末までに、1冊出せたら!と頑張っている。
・同じように思う方々がたくさんいることを感じた。
・「まだまだ」と考える理由は、対象やメッセージ性。細密画だと、大人向け。これを子供たちに見せた時にどう感じるのかが分からない。ストーリー性をどう持っていくか。
・どんな内容でもいいが、2冊買います!という人が既にいる。
(たなかつさん)
・前に向くパワー感、スピード感が、どこから生まれてくるのか。パワーの秘訣は?
(小原さん)
・九州の肥後もっこす。負けず嫌い。
・残りの人生 15~6年。次をどう生きるかが大きなテーマ。後悔したくない。自分の中にあるエネルギーを、100%とは言わないが、70%ぐらいで、燃え尽きるぐらいやれたらと。
・今までの仕事で、ルートをたくさん持っている。著名な方と知り合いである。その方たちとのいい関係を続けていくためには、自分も努力しないと。コツコツやったうえで、相談している。
(ヒロさん)
・もしお孫さん、ひ孫さんに渡す絵本だとしたら、何を伝えたいと?
(小原さん)
・自然との共生を、いかに現代の中でやっていくか。家で、動物たちを飼っていて、触れ合っていた。
・自然との共生、どんなことがあっても生き抜けと、孫たちには伝えたい。どんなどん底でも生き抜け!と、肥後もっこすとしては伝えたい。
・孫たちからは「ばあちゃん、それは古いよね」と言われた。
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〇サキさん
・ベイビーステップ
①厚労省の既存の当事者アンケート調査を調べて、ニーズを知る
②可能な範囲で該当者もしくは関係者から困り事や要望などの話を直接インタビューする
・ニーズの整理。
・厚労省のデータは分量が多く、げんなり。
・親御さんの困りごとは沢山あった。医療的ケアがあると、5分以上、目を離せない。たん詰まりや発作を起こさないか。常に。夜の間も。サービスとしてあると良いことが分かった。
・身近にあれば使いたいサービスは、緊急時の一時預かり支援。そこが一番足りてない。兄弟の運動会に行きたいが、父母のどちらかが休む。親の入院等。緊急時にあずかれる場所が少ない。
・短期で、2泊3日。ショートステイ。将来に向けてのお泊りの練習。そういう施設も少ない。
・偶然もあり、当事者のお母さんと話をした。当事者は、障碍児ではなく、障碍者となっている。月水金しか預かってもらえないから、火木は、親が仕事を休んで面倒を見ないといけない。体が大きくなってくると、お風呂の問題も切実になる。誰か手伝ってくれたら。
・知人で、保育所をやっている人がいる。
・お母さんが孤立しないよう、遊びに来てねという活動をしている。障碍の親子会。医療的ケアのある親子。遊びにおいでという活動を始めようと。医療的ケアなら「井上がいたぞ」と。アドバイザーとして、7月からミニセミナーをしたり、子供たちのケアをしたり。もう一人の人と相談しながら、楽しい時間とできたら。
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2 BOR
●関根さんG
○サキさん
・今日、いつもと違う単発のアルバイトにいった。障碍のお子さんを育てている人、2人いた。知的のお子さん。親なき後が心配。
・障碍を持った人たちのグループホームは少ない。あったとしても、株式会社がちょっとやってみてるぐらい。想いが伝わってこない。施設長は、お金のためにやっている感が伝わってくる。
・知的なので、体は元気。学校、学童、就労の場はあるが、その先。思うようなところがない。
・想いがある人が、立ち上げたグループホームが欲しい。
・もっと大きいことをやりたいと考えていた。遠い存在。どういう風に近づくか途方に暮れる。
・前回の交流会で、自分のやりたいことに近づくために、小さく資金集めをしたり、欲しいおもちゃを買うためにレモネードを売ったりという話に納得した。
・堅苦しく考えずに、関わりたい対象の人に。
・ここでゆっくり過ごしてほしいな。そういうところから広げていくほうが、遠くない感じがして。
・イメージがわいて、ワクワクしている。
・あまりに壮大なことを思い描いていたのかも。施設を作る!みたいなこと。現実味がない、それが本当にやりたいのか。
・肌と肌で触れ合えるような空気感、そういうことをやっていきたい仕事。
・今回の交流会でよい話ができた。
・お母さんは、障碍があろうがなかろうが、小さい内は、孤独に子育てをしている。どこに助けを求めてよいのか分からないお母さん。お母さん同士が、情報共有できたり。たわいのない話ができる環境が皆無。
・自分に足りないものが見えてきた。公的な支援のこと。コーディネーターはいるが、知られてない。ケアマネジャーみたいな存在。
・自分にはそういう知識がない。一緒に考えていけたらいい。
・まずは、お母さんの話に耳を傾ける。必要な情報を伝えたいが、まだ勉強が必要。
(ヒロさん)
・サキさんの想い。大切にしていることが伝わってくる。
・その想いは、障碍児の親御さんや兄弟とも同じ。想いが集まる場を作りたいのかな。
・子供食堂も参考になるのかも。安心の場。スーッと入っていける。そんな場を作りたいのではと。
(サキさん)
・まさにそういう場だと。
・自分の想いを言葉にするのが苦手だが、それ以上にキャッチしてもらえて嬉しかった。
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○ヒロさん
・商品づくりは、さらさらと書けた。
・やりたいこと、方向性は決まっている。具体化が課題。
・目的が決まっているが、目標が決まってない。羅針盤で方向は示されているが、そこに進むステップが分からない。
・商品はできている。オーダーを頂ければ、研修に組み立てることはできる。
・課題は、顧客づくり。どこにどう顧客を作ればよいか。
・100万円のキャッシュが残る利益モデルを読んで考えた。信頼貯蓄型利益モデルで関係を築く。どうやって信頼貯蓄型、ターゲットを絞っていくか。
・年間の売上目標はあり、いつも目の前に貼って意識している。
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●風間G
〇しばこーさん
・喜んでもらえるもの(商品)はある
・お客さまとどう出会っていくかが課題。知り合いの方は難しい
・将来的に安定すれば、好きなことなので独立できたらうれしい
(小原さん)
・最初はみんな知らない方。今ならインターネットという手段
・表現の仕方が問題
・うちの会社にも200通くらいメールくる
・専門用語を使われても分からない。必要としている中小企業はある
(しばこーさん)
・研究そのものではなく、研究を進めるための周辺の庶務などで必要な業務の効率化
(小原さん)
・知人が研究開発機構を立ち上げようとしている
・名称は不明
(風間)
・売る相手は研究開発に携わっている人か、総務的な担当か?
・困っている人(助けたい人)は研究開発担当者だけど、その人がそういうツールを探すかどうかがわからない
・総務の人は研究開発のことが分からない
・中間支援的な役割が必要なのでは
・大学などでURAという役割が広がっていると聞いた
・研究開発と総務部門を橋渡しする役割
(たなかつさん)
・自動車メーカーでいう「開発管理部門」がそういう役割なのでは
・どこのメーカーでもだいたいそういう部門がある
(しばこーさん)
・まさに自分も所属は「開発管理部門」
・自動車業界にそういう部署があるというのは初めて知った
(小原さん)
・総務の内容にもよるかもしれない
・ものによっては大手であれば完結している可能性もある
・中堅くらいの製造業であれば必要としているかも
(しばこーさん)
・たなかつさんが元いた会社の研修開発管理部門の年齢層と男女比はどのくらい?
(たなかつさん)
・かつての会社なので現在は不明
・グループ会社にアウトソースしはじめている
(しばこーさん)
・総務をアウトソースするやり方がはやっている
・ただ、それで完全にやるのは難しく、こぼれ落ちているものがある
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〇たなかつさん
・一緒につくりたいというニーズ。そういうお客さまのニーズがあることは考えていなかった
・逆に難しいと思った
・それまではモノがあって、それを売るというやり方。どういうサービスをつくればいいか
(しばこーさん)
・自分が体験してみるのが早いのでは。一緒につくる側としてどう感じるか
・陶芸教室など
(風間)
・ただ一緒につくりたいのか、いずれ自分も職人にようになりたいのか・教えたいのか
・職人タイプとコミュニティタイプの2つありそう(たぬきのねどこさんの例)
(たなかつさん)
・今年定年する方
・まずは趣味として、ゆくゆくは自分でもつくりたいのかなと
(風間)
・まずはマンツーマンでいいのでは
・ニーズを聞いて、その人のためにつくる
・それを横展開して、複数人のワークショップにすることもできる
(小原さん)
・一つのことを突き詰めたい、自分を表現する手法を探しているのでは
・熱心の度合いによって要求も高い
・講師として、それにこたえる技術も高めていく必要がある
(しばこーさん)
・最初は身近な先生になる
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〇小原さん
・孫21歳。絵本をつくりたいと話すと絵が古いと言われる。孫もデザイン会社に勤めていて、今はなんでもAIでマネできてしまう
・どう差別化するか
・30代の親御さんに手に取ってもらいたい。大人が楽しめる絵本のようなもの
・買ってくれると言っている人は子どもが2歳半。技法、文章の選び方を3歳に合わせる必要がある
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3 全体共有
●関根さん補足説明
・しばこーさんからの質問「どうやってお客さまを見つけてアプローチするか」

・どの客層にするかが決まっていないと難しい。ただ、お客様候補になりそうな人に話を聞いてヒントを得ることはできる。「宝は足元にあり。ヒントはお客にあり」

・顧客との出会い方3パターン
①知り合い・紹介(Sパターン)
お金を払ってくれる人と1対1で会えるかがカギ

②コミュニティ・顧客プール(Cパターン)
ただし、同業他社もいる。一緒に仕事をする人もいるかも
顧客プールを持っている人。お客さんにしたい人が集まっているコミュニティをつくっている人。この人が予算を持っていることもある

③見つけてくれる(Mパターン)
このパターンをつくるにはウェブ、動画配信、セミナー登壇、取材、出版等の発信が必要。
マーケティングの「M」でもある

・お客さまは2種類いる「今すぐ客」と「そのうち客」。出会ったお客様は、リスト化し、フォローする(メールやLINE)

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最後に、課題本と一緒に、記念撮影。

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皆さん、ありがとうございました。
これからも共に進んでいきましょう!