比企起業大学 総長の関根です。
2024年4月26日(金)18時~20時、比企起業大学24春「4月ゼミ」を開講しました。講師陣、学部生との意見交換の場です。
(入学式の様子)
差しさわりのない範囲で、当日の様子を、チャットを基に共有します。(まとめて下さった風間学長、ありがとうございます!)
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18時00分~
比企起業大学24春 第1回ゼミ、スタートです!よろしくお願いします。
1.近況報告
○イブキ
・建築を専攻。大学院時代に、鳩山町に移住。空き家を使った学生シェアハウスに住んだ。
・3~4年前に、本屋ときがわ町で、風間さん、関根と会った。
・「運ぶ受付」プロジェクトをやることと、建築事務所に勤めることのギャップ。
・今は、糸魚川市の地域おこし協力隊で、モノを作りながら、地域を起こす。
・今こそ、比企大に入るタイミングと思い入学。
・この本(『小さな会社の稼ぐ技術』)は、3年前にも読んでいた。入ってくることと出ていくことが、時期によって違う。長く読み続けられる本だなと。
(風間)
・町づくり事業でどんなことをやっているのか?
(イブキ)
・若者が参加しやすいよう。
・Think place 研究所 皆で自己実現していくプロジェクト。
・屋外イベント 運ぶ受付のような仮設のもの。
・拠点を作って、シェアハウスに住みながらの町づくりを計画。
・メンバーは、18人。
・職種は問わず、様々な人がいる。教員、看護師、銀行員等。社会人が中心。20代にフォーカスしている。
・意外とくすぶっている。町に対しての居場所が少ない。
・自分達が関わったPJは、自分の居場所になる。シビックプライド。
(平林さん)
・地元の人?
(イブキ)
・集まった人は、地元の人。
・人口28,000人ぐらいの田舎。
○内田さん
・川越市に住んでいる。
・会社員時代に趣味でやっていたガラス工芸。それを知人にプレゼントしたら喜ばれ、注文したいと。
・今までの仕事では得られなかった感動。喜んでもらえて、お金ももらえる。最高。
・将来のことで、今じゃないなと思っていたが、311があった時、自分が思っていることは思っている時にやったほうが良い。
・会社を辞めて、専門学校に通い、工房・アトリエを持ち、ガラス作家として活動。10年ぐらい前に。
・真新しい状況であれば、起業を学ぶでもよいのかもしれないが。
・10年やって、楽しくできるが、収益化して、細く長くやっていきたいなと。
・たまたま出店していた公園で、風間さんと出会った。比企大で勉強したいと参加。
・ガラスの先生の所に行きつつ、オリジナルのものを。
・吉峰さんから誘ってもらって、バイトをしている自然食の所で「良いもの(オーガニック)を、喜んで買って下さる方の所に」
・バイト先でやっていることが、ガラスの収益化の案にもつながるのでは。
・チョコバナナを販売しようと。有機バナナ。お祭りを盛り上げようと、吉峰さんと実施。大変だったけど、面白かったけど、大変だった。ギリギリ収益化にはならなかった。
・今経験をしていることを、どうしたらよいか、スッキリしない。
(平林さん)
・ガラス 利益が出て、生活できる状態?
(内田さん)
・それができていたら、ここに来てない。その知恵を学びに。
・社会人時代に、一生けんめい頑張って良かった。それを取り崩しているので。
(風間)
・ガラスの売り場の一つは、川越の工房。売り場は、出店先?どこに行けば買えるのか?
(内田さん)
・今までは、オーダーが殆ど。何か月も待ってもらって。ご依頼主様に、高額請求できない。
・クラフト市に出してみたり。売れるのも、そんなに大きな金額ではない。
・クラフト市だと体力を使う。ネット販売もやっと開設。そこに呼び込まないといけない。
・1Dayレッスンをやっているが、そっちをがんばっちゃって自分がやりたいことが後回しに。
・オーダーもレッスンもお休み。自分で収益を閉ざしているのかも。
・ネット販売のリンク
https://riisyuka5mr.base.shop/
○平林さん
・順天堂大学 国際教養学部 2019年から教員。専門はキャリアデザイン。経営学がベース。
・35年からIT企業で、営業と人事。
・起業力養成、ビジネスプラン作成。それを教えるのに、起業を知らない。関連本を手当たり次第読んだり、やった方を呼んで授業を。
・自分は起業はできないが、学びに来た。
・4月から新学期。学生がキャンパスに戻ってきた。
・今の学生は起業に興味ないだろうと思っていたら、意外といた。イメージは、ホリエモンや前澤さん。やるだけやれば、大金持ちになれるだろう。
・授業を受けると、ハードルの高さを知り、起業できないと感じるかも。
(風間)
・どのあたりにハードルの高さを感じている?
(平林さん)
・社会課題を何とかしたいという学生が集まる。ビジネスをすることでの社会貢献には賛同。
・資金調達等、深堀すると、ハードルの高さを感じるのかも。ちゃんと言えば分かる学生。道筋が見えると、行動につながる。
(イブキ)
・授業を受けてみたい。どのタイミングで「うっ!」ってなるのか。
○Kさん
・群馬県で生まれた。熊谷にも親近感がある。
・大学院の授業で、関根の人柄にも触れ、起業にも興味あり。
・ときがわにも去年、コモリバ、温泉にも行った。ランニングも趣味で、ときがわも走った。
・野球をやっていた。指導者 ボランティア。
・会社で管理職。人材育成に関わる。コーチングの勉強をしている。
・野球や仕事に役立てている。メンタルコーチや企業での研修を、自然発生的にしている。
(平林さん)
・修士論文のテーマは?
(Kさん)
・プロジェクト報告書を書き上げるというもの。人や組織への介入。
・ある大手企業に入らせてもらい、その結果を論文に。
(平林さん)
・起業というテーマとは関係ない?
(Kさん)
・企業さんとは、その後もつながりができ、次の仕事につながった。
・会社とは別に、個人で時間のある範囲で。
18時41分 ~ 休憩 ~ 18時46分
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2.ワークシート回答の共有と意見交換
●風間さんグループ(BOR)
〇イブキ
・お客さんを選んでいいという考え方はなかった
・付き合いたくないお客はリソースがたくさんかかる
・選べば、いいお客様にもっとリソースをさけるようになる
・いいお客様 共通点がある
・大きな会社に営業に行くのはできていなかった
・自分がどこにアプローチできているか
・糸魚川市にも大きな企業あるが、勝手にあきらめていた
・地元で長く続いている企業は地元に危機感
・若者が定着してくれるようなまちづくりには共感してもらえる
・何をやるかが重要だと思っていた
(内田さん)
・やっていることと本で学んでいることをどうつなげるか、整理するか
・こんな可能性がある、考え方があるというのを(イブキは)実践している
・なかなか自分の中に落とし込めていない
・個人しか相手にしたことがない
・お金をいただく 自分がどれだけ利益があったら嬉しいのか
・相手にできる数は限られている
(イブキ)
・関根さんの「最初はbやGでやろうと思ったが、意外と合わなかった。Bが自分には合っていた」という話
(風間)
どこを攻めたい?
(イブキ)
・未開拓はB
・それ以外はそこそこ
・ただ、かけている人数に対して大きな額は稼いでいない
・5000円×100人=50万円/日 稼ぐことはできる
・大きなBの協力が得られるといい
(風間)
・大勢のCを集めていることが、Bの魅力になることもある
・地元に貢献したいCが、何に魅力を感じるか、困っているか、どう地元に貢献したいと考えているかをつかむといいのでは
〇内田さん
(風間)
・オーダー何人くらいいる?
(内田さん)
・料理教室の先生が継続して買ってくれた
・料理教室で使ってくれた
・生徒さんに紹介してくれた
・絵を使って記念になるものつくれないか
・3年間
・料理教室は辞めた
・先生は病気になってしまった
・オーダーしたいという人が何人かいる
(風間)
・価格は自分から遠慮して下げた、それとも価格を提示して「高い」と言われたから?
(内田さん)
・自分から下げた。遠慮して
(風間)
・ネット販売はいつから?
(内田さん)
・去年の秋から
(風間)
・何を一番やりたい?
(内田さん)
・自分がいいとつくったものが、喜んでいただけたら一番いい
・得意でできてしまうのがオーダー
・何を欲しがっているのかを見つけるのは得意
・営業をやっていたから
(風間)
・オーダーメイドは本来は一番高くしていいはず
(内田さん)
・オーダーはその人に合わせていくので、自分の中ではそこまで
(イブキ)
・建築に似ている
・お客様に合わせつつ、自分の作品としてのオリジナリティ
・お客様のイメージを突破できない
・どこまで受け入れられるか
・コミュニケーションでつくっていくイメージ
(風間)
・オーダーだけど、営業していく中で自分がやりたい方に導き、一緒につくっていくことはできるのでは
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●関根グループ(BOR)
○Kさん
・2つの軸(商品づくりの際に深堀する)
・顧客づくり(今回のテーマ)
(関根)
・客層をどこにするのか?
(Kさん)
・客層。全部経験した
・大きい企業の人事部がクライアント そこに入っていくのは好き
・20名ぐらいの会社 グループコーチング 4年ぐらい。楽しい
(平林さん)
・62歳 45歳の時に、修士を修了。定年までいるつもりだったが、徐々に副業が忙しくなった。
・収入は下がったが、やりがいが2億倍ある。
(Kさん)
・会社でも恵まれている やりたいことをやらせてもらっている。それ以外のことも手が伸びる。今回の本も絞るとあるが、広げている。
(平林さん)
・社外の人脈が広い。それは財産。今の仕事に、サラリーマンの人脈が役立っている。
(関根)
・弱者の戦略を重視する理由は2つ:1)一人事業なので資源がない 2)私達は、天才ではなく凡人なので、複数のことに手を出しても上手くいかない(天才なら別)
(Kさん)
・何をやるかの絞り込み。お客さんの絞り込み。
・この界隈での1番を、まず1個。色々な方に有益なよう。
・個人ではない。B2Bか、B2b。大きい人数 ワクワクしてくる。心情的にもヘルシー、
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19時15分~
○平林さん
・具体的に何もない
(関根)
・起業に関して、授業で学生さんに伝えているメッセージは?
(平林さん)
・授業でのメッセージは、起業もありだよ、ということ。
・ちゃんと理解した上で行動に移せる学生を増やしたい。そういうマインドをもっていれば企業に入っても大丈夫
・自分は、事業機会の創造が弱い 学生は、種をもっている。膨らませた後の採用、運営等を助言できる。
・社長になりたいという学生が、30名中8名ほどいた。
・継続的に、買って下さるお客様をどう作るのかそのリアリティをどう分かってもらうのか
(Kさん)
・大学生は、ノーリスク。やってみて飛び込んでみたらよいよねと言ってしまう。儲からなくても、そこからどう学んでいくのかを見たい
(平林さん)
・背中を押してあげる
(Kさん)
・企業の中でも閉塞感はある。新しい事業の創造は求められている。
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19時30分~
3.全体共有
●風間G(イブキから)
○イブキ
・内田さんとの共通点は、B2C、B2bの話。
・相手がいて、デザインをして。クライアントさんの要望に応える。
・自分の提案したいことのクオリティとのはざま。
・屈してしまうと、楽しい時間にならない。建築と共通している。
・コミュニケーションが重要。相手の要望と、自分の提案。
・最初はすり寄る段階なので、衝突せずに、だんだんと。
●関根G(Kさんから)
○Kさん
・イブキが言ってたこととかぶる点もある。
・会社員をしながら、いずれは事業も。トランジッション。
・大きい組織を相手にやっていきたい。付き合いたいお客さんは、限定した所でやるべき。
・自分一人ではなく、仲間と連携できたら。ワクワクするなと。
〇平林さん
・平林さんの授業のお話。
・将来に役立つ学びの経験にもつながるのでは。
・ゼミでも企業と一緒にやっている恵まれた環境。そういう学生を見ていて、大学での授業と働くことのつながり。学生さんにとっても移行がスムーズで、働くことにワクワクするのでは。
(イブキ)
・客層
・将来的に、Bを相手にしていきたい。
・Cのみだと。Bの協賛。
・Cで実績を作っていきながら、Bを
(平林さん)
・BでもCでも、最後は人。
・血が通っていて、家族もいる。そういう人で出会えるか。熱い想いを持っている人と出会えれば何とかなる。
・出会う為に、どうしたらいいか。
(Kさん)
・地域に良い施設がある。
・企業の人事を視察に呼んだ。美味しい料理も。町を知ってほしいと。そういうアプローチもあるのでは。
(平林さん)
・Bの人は、本人が権限をもってない。
・社長を説得する材料を与えればよい。そうすれば、味方になってくれる。稟議書を一緒に作るとか。
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4.事務連絡
①比企起業大学2024春の交流会
・日時:5月12日(日) 11:00-15:00
・会場:茂寿(東松山市)
・参加費:大人4000円、子ども500円 ※ランチ付き
・人数:最大20人(予定)
②Baby Step(小さな一歩)
・Slackに宣言
・次回のゼミまでに実施し、達成報告してほしい
~20時終了
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皆さん、ありがとうございました。これから楽しみですね。
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●補講 24年4月28日