比企起業大学・大学院総長の関根です。(上の写真は、役場広報の保坂さんと共に、比企起業大学講師の風間さんが撮影。感謝!)
昨日(10月15日)の本屋ときがわ町で、デジタルサポーターの岩崎さん@小川町から、「ChatGPT」の活用について学んだので、早速使ってみました。
昨日スマホに入れたChatGPTのアプリに音声入力したものを、AIにまとめてもらいました。
ただ、やっぱりいまいち自分の文章になっていなかったので、ほとんどを書き直しました。(私の尋ね方も悪かったのだと思います。)それでも、ゼロから書くより、まず口頭で自分の考えを話し、それが文字起こしされたものを、AIがまとめてくれたので、そこからの修正は楽でした。
そもそも「書こう!」と思っても、書き始めるまでが大変なので、こうやってある程度、書いてある状態だと、それをベースに書いていくのは、気持ち的に楽でした。これからも上手くAIと、付き合っていけたらと思います。
テーマは「比企起業大学の目指す姿」です。保坂さんとの撮影の中で、太陽を指さし、未来に向かっていくといった感じのシーンがありまして、それが考えるきっかけになりました。(保坂さん、ありがとうございます)
===
●比企起業大学の目指す姿
比企起業大学の目指す姿ということで、短期、中期、長期の視点から考えてみます。
まず、短期的な視点では、1年から3年ぐらいのスパンで、きちんと稼げる個人事業主を育てたいと考えています。
比企起業大学に入る人たちは、まだ起業してない人、これから起業する人、起業して数年たつ人、と様々います。
そういう方々が、起業家マインドを身に着け、組織に属さず、個人で稼ぐ力をつけられるよう支援していきます。
比企起業大学のモットーである「小さく始めて、大きくせずに、長く続ける」ミニ起業家を、増やしていきたいのです。「大きくせずに」というのは、年間売上300万~1000万円程で、小さく、長く続ける事業経営のことです。(参考:ミニ起業とは)
二宮尊徳翁の言葉を基に、比企起業大学では「分度を稼いで、余剰を推譲」できるようなミニ起業家を育てたいと思っています。偉そうなことを言う前に、まずは「分度(必要最低限)を稼ぐ!」「稼いで出た余剰(お金、時間、能力)を、他者のために使う」。そういう人材を地域で増やしていくのが、比企起業大学の短期的な目標です。
次に、中期的な視点では、5年~10年ぐらいで、地域課題解決につながるような事業活動を行うミニ起業家たちが、比企起業大学の在校生や卒業生から、どんどん増えていったらと願っています。
地域には、空き家問題、耕作放棄地、森林放置、若者の流出、看護・介護問題、公共交通機関の減少等、様々な課題や困りごとがあります。それらの地域課題の解決を目指すミニ起業家が増えたら素晴らしいと思っていますし、実際に、比企起業大学の仲間達には、そういった取り組みを、まさに事業として行っている方々がいます。
書籍『9割の社会問題は、ビジネスで解決できる』の著者であるボーダレス・ジャパン代表の田口一成氏の言葉
「世界中のあらゆる地域に、その地域課題を解決しようとするローカルソーシャルビジネスがたくさんある世界。GDPへの大きな貢献はないかもしれないが、それこそが私達の実際の暮らしを良くしていく」に、私も共感します。比企起業大学が、中期的に目指しているのも、こういう世界です。
最後に、長期的な視点では、10年~20年かけて、子供たちへの教育に繋がっていったらと考えています。身近な親たちが、比企起業大学で学び、他の大人たちと協力しながら、頑張っている姿を、子供たちに示すのです。そうすることで、子供たちが「大人になっても学ぶんだ、仲間ってできるんだ」「仕事するって面白そう」と思ってもらえるかもしれません。
身近な大人が学び、成長する姿、その背中を見せることが、子供たちにとっては最大の教育になるのではないかと思っています。内村鑑三の『後世への最大遺物』の中でも「最大遺物は、勇ましい高尚なる生涯である」という言葉があります。私達が、子供達に残せるのは、自らの生き様です。高尚であるかは分かりませんが、もがきながらも懸命に勇ましく進んで行く姿は見せられると思っています。
そんな大人たちの姿から学んだ、私たちの子供たちが、比企起業大学に入学し、巣立っていく。そういうサイクルが作れることを長期的な目標にしています。「ときがわ町には、高校は無いけれど、比企起業大学がある!」と言われるような存在になるよう、仲間と共に進んでいきます。
以上、比企起業大学の目指す姿を、短期、中期、長期の観点で述べました。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
皆で、共に進んでいきましょう!
===
●読んでくれた比企起業大学メンバーからのコメント
○風間さん
比企起業大学総長の関根さんの熱い想いのこもった文章に、胸が熱くなりました!
「私達が、子供達に残せるのは、自らの生き様です。高尚であるかは分かりませんが、もがきながらも懸命に勇ましく進んで行く姿は見せられると思っています」
比企起業大学に入って良かった!
関根さん、ありがとうございます!比企起業大学に関わっていただいている皆さま、ありがとうございます!
比企つづき、よろしくお願いいたします!
○渡部典子さん
===
●改めて動画で語っている「比企起業大学の目指す姿」24年3月28日(木)5時30分ごろ