田舎起業倶楽部時代_代表者プロフィール

「田舎起業倶楽部」代表の関根雅泰(せきねまさひろ)です。
現在、埼玉県大里郡寄居町で、起業家として活動しています。

(家の近所の風景)   と  「田舎起業」徒然雑記

といっても、つい最近まで、サラリーマンでした。
東京渋谷まで、1時間半ぐらいかけて通勤していました。

年齢は、33歳。妻と娘と3人で暮らしています。

唐突ですが、私には2つの夢があります。
「家族を幸せにする」「日本の教育を変える」

ともに、大それた格好いいことを言っていますが、
60歳くらいまで生きる間に、なんとか形にしたいと思っています。

妻と娘、これから生まれる子供、母、弟、妻方の両親、
(父は、昨年ガンでなくなりました。)

自分と関わる人が幸せになれるようお手伝いをしたい。
「俺と関わってよかった」と思えるような生活を提供したい。

「日本の教育を変える」
これも、おおきなことを言っています。

多くの方が感じているように、私も日本の教育は、どこかおかしい、
と感じています。誰が悪い、誰のせい、という話ではありません。
また、何が正しくて、何をすればよいのかも、はっきりは分かりません。

特に、教育に関しては、様々な意見、考え方があります。
私自身は「学び方」という観点から、教育に携われたら、と考えています。

何故、こういう夢をもつにいたったのか、を少し説明させてください。

1990年、18歳の時、埼玉県の普通高校を卒業した後、
アメリカのミシシッピー州に渡りました。

「なんで、アメリカに?」と聞かれることが多いのですが、

・日本の大学に魅力を感じなかった。(行く意味を感じなかった)
・かといって、すぐ就職する気もなかった。
・知り合いが、アメリカに行っていた。
・親の経済的援助が得られた。  などが、主な理由でした。

アメリカには、6年間いました。

英語はまったくしゃべれなかったので、まず大学付属の英語学校に
入りました。9ヶ月間勉強して、2年制大学に入るテストに、合格しました。
(皆さんご存知のように、アメリカの大学は入るのは簡単です。)

授業は、テープにとって何回も聞きなおしながら、ノートを作りました。
大変でしたが、楽しかったです。

必死にやったせいか、1年目に各科目でA評価をもらえ、
ミシシッピー州から、奨学金をもらえるようになりました。

そうすると、プレッシャーがかかるので、更に勉強し、
今度は4年制の大学から奨学金をもらえるようになりました。

そのお金で、4年制大学で「人類学(考古学・言語学)」と
「国際関係学(政治・歴史)」を専攻し、卒業しました。

この頃、感じていたのが、アメリカの懐の広さです。
たとえ外国人でも、奨学金を出し、学業を応援する。

私がアメリカの大学に行って学んだのは、「学ぶ楽しさ」でした。

専攻していた人類学では、アメリカインディアン(ネイティブアメリカン)
について学びました。アメリカにいくつかあるインディアン居留地
(ナバホ、ホピ、チェロキーなど)を訪ね歩く旅行をしました。

自転車で、20日間かけてテキサス州を回ったり、
ヒッチハイクでシカゴに行ったこともありました。

この頃から、アメリカの自然、田舎の風景に憧れを
感じるようになってきました。

1996年、24歳のとき、日本に帰ってきました。
最初の就職先は、小中学生向け学習教材の訪問販売会社を選びました。

周囲からは「アメリカに留学してまで、何でそんな仕事を」と反対
されました。自分の夢である「教育」に関する仕事。若いうちしか
できないような地べたを這いずり回るような仕事。という2点から、
その仕事を選びました。

営業として、何度かトップセールスにもなり、
新しい教材の開発等の仕事にも携わるようになりました。

「ピンポーン」というインターホンから、いかに玄関ドアを開いてもらい、
商談に持ち込むか。いかに2時間近く会話をするか。その中でいかに
契約書に判を押してもらうか。しかも翌日キャンセルがないようなやり方で。

こういうことを考えながら、営業を3年間してきました。

ただ、3年目の後半、2人の「お父さん」に出会って、
「このままじゃいけない」と思いました。

学習教材の場合、営業の相手は、「お母さん」がメインです。

その2人の「お父さん」
一人は自営業者、一人はサラリーマンでした。

営業に行ったのですが、話を聞くだけに終わりました。
この時の話が、次の会社への転職のきっかけになりました。
「ビジネス」の話です。

「日本の教育を変える」という夢を実現するためには、「力」が必要である。

その「力」を得るためには、今日本で力を持っている「男性」「50代以上」
の人達と関わり、学ぶことが必要である。その為には、彼らがいる
「ビジネスの世界」に出なくてはならない。そんな風に考えました。

ちょうどそんなとき、町の本屋で転職雑誌を手に取りました。
そこに出ていた「企業内研修会社」のPR文句「大人の学習の
お手伝い」という言葉に、ピーンと惹かれ、転職を決めました。

1999年、27歳、企業内教育コンサルティング会社に転職しました。

大手企業の人事部や教育部に対して、研修を販売する営業と、
実施をする講師を5年ほど務めました。

「営業ノウハウ」という「情報」を「研修・セミナー」という手段を通して、
法人顧客に販売する。研修販売と研修運営に関するプロの一人として、
仕事をしてきました。

とてもやりがいのある仕事で、周囲の先輩方からも色々学ばせて
頂きました。前職には、とても感謝しています。

ただ、その反面、組織に属する人間の宿命として、
「好きなことができない」「時間を会社にとられる」と感じていました。

会社では、中堅として、色々期待されるようになります。
責任も重くなる。 帰りが遅くなる。

結婚して、子供も生まれて、家長としての責任も、重くなってきます。
子供はかわいがりたい。 でも、帰りが遅い。
妻の育児ストレスが、たまってくる。

朝早くから出勤し、帰りは子供が寝た頃。
きっと、このままサラリーマンを続けていくと、
もっと忙しくなり、会社に縛られるようになります。

「このままでいいのか?」と思うようになりました。

そんなある日、町の本屋で手に取った藤井孝一さんの本
「週末起業 これであなたもお金持ちかも」で、ピーンときました。

「これだ!これでい~んじゃん。これなら俺の好きなことができる!」

2003年、31歳、会社ではできないことをやる為に、
そして「人に雇われず、自分で稼ぐ力」を身につける為に、
「週末起業」を始めました。

まずは、メールマガジン「学び方の上手い人・下手な人」の発行。
そして、「田舎で!情報起業」の発行。

情報発信を始めたことで、色々な方との接点ができました。

・同じような夢を持つ仲間。
・応援してくださる先輩起業家。
・そして、私が発信する情報を買ってくださるお客様。

昨年末の父の死というきっかけもあり、
2005年3月、33歳で、会社を辞め独立起業家となりました。

何故、田舎で起業したいのか?
何故、私が田舎に惹かれるのか?

理由は、いくつかあります。

ひとつは、アメリカでの田舎暮しです。

ミシシッピーという南部の田舎町。
アメリカンインディアンの生き方に憧れをもった時期もありました。
アメリカの田舎の雄大な風景。
若い頃のあの体験が、強烈な印象として、残っています。

ふたつめは、妻の影響です。
妻は、九州大分の田舎町出身です。

その彼女が、東京にでてきたとき、こんなことを言いました。
「電線が多い・・・」

彼女の田舎だと、山の間から、青い空が見える。
それが当たり前の風景だったようです。

東京のように、空を見上げると、電線ばかり。
青い空というより、白っぽい空が見えることは無かったそうです。

「へー、そうなのかー。」
私には当たり前のことだったので、妻の一言には衝撃を受けました。

三つ目に、子供が生まれたことです。

自分の子供には、田舎での自然遊びをさせてあげたい。
自分が子供のころは、近所の空き地や原っぱでの遊びがあった。
今の子供には、そして今住んでいる場所だと、それは難しい。

子供が小さい間は、日本の田舎で育てたい。

私が、田舎に惹かれる理由です。

正直「現状逃避」「田舎への憧れ」という気持ちもあるのかもしれません。
実際「田舎での生活は甘くないよ」という言葉も良く聞きます。

私自身、2年前に「田舎で!情報起業」というメルマガを発行するときは、
迷いました。

・田舎にいない俺が、偉そうに語っていいものなのか?
・しかも、情報起業なんてテーマで。パソコン音痴の俺が。

周囲や読者からも色々言われましたが、メルマガを発行して、
そして出し続けてよかったです。

現在、起業家として、いくつかの事業を営んでいます。

●田舎起業倶楽部 代表

 田舎暮しを起業で実現しようとしている方々への情報提供を
 行っています。

セミナーコンサルタント

 講師の方が、参加型・対話型研修を実施する際に求められる
 ファシリテーション技術向上のお手伝いしています。

●「週末起業フォーラム」 エリアパートナー

 ローリスク起業のひとつの形としての「週末起業」 
 その考え方とやり方を伝えるお手伝いをしています。

●「学びの達人 研究会」 会長
   http://www.h5.dion.ne.jp/~manabi8/sub2.html

 「学び方の上手い人」を育成するためにどうしたらよいのかを、
 メールマガジンを通して、教育に関心がある方々と意見交換しています。

色々やっていますが、みな自分の「やりたいこと」です。
おかげさまで、毎日が充実し、お金も入ってくるようになりました。

起業家としては、まだまだ勉強が必要な自分ですが、
田舎暮しを起業で実現したい!という自分と同じような夢を持つ方を
応援していきたい、と考えています。

自分が分からなかったこと。

・会社を辞めて、本当に大丈夫なのか?
・独立してお金が稼げるのか?
・継続的な安定収入を得るためにはどうしたらよいのか?
・田舎はどうやって選べばよいのか?
・田舎でのビジネスが上手くいくのか? などなど。

自分が分からなかったこと、困ったことを、皆さんと共有し、
私がしたような苦労を、皆さんがしなくてもすむようにできればと
考えています。

「田舎起業倶楽部」これからもどうぞよろしくお願いします。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

(家の近所の風景)   と  「田舎起業」徒然雑記

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